令和8年度 問題B No.25論点:植栽・移植重要度 A配点 1点未着手

高木の移植(運搬・植え穴・施肥・水鉢)

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年9月6日(日)実施) 問題B No.25の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

本工事のシラカシの移植に関する記述として,適当なものを全て選びなさい。

次の〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の施工管理に関して,以下の問題24~問題29について答えなさい。

注)表中の*の欄に入る語句又は数値は,出題の趣旨から記入していない。

〔工事に係る条件〕

本工事は,関東地方の地区公園の再整備区域において,上記の工事数量表に基づいて施工するものである。

高木移植工のシラカシは,再整備区域内に生育しているものであり,前年に根回しを行っている。

根回し工のケヤキは,再整備区域内に植栽されているものについて,次年度以降に移植することを予定している。

高木植栽工においては,移動式クレーンを用いて作業を行うものとする。

公園施設撤去工は,「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」に基づく建設工事に該当している。

工期は6月1日から翌年の3月10日までである。

工種種別細別H(m)C(m)W(m)株立数単位数量備考
植栽工高木植栽工シラカシ4.50.251.2-本20
植栽工高木植栽工コナラ3.00.15-3本立本10
植栽工高木植栽工ウメ2.00.150.80-本3
植栽工高木植栽工(A)****本3
植栽工高木植栽工サルスベリ3.00.181.2-本10
植栽工高木植栽工サザンカ2.00.150.60-本10
移植工高木移植工シラカシ5.00.502.0-本5
移植工根回し工ケヤキ6.00.603.0-本10*
公園施設等撤去・移設工公園施設撤去工公園施設撤去コンクリート製四阿(W5m×D10m×H3.5m)基3

解答欄

当てはまるものを全て選んで「採点する」を押してください。正解の数は問題ごとに違います(1 つだけのこともあります)。選んだ組が正解の組とぴったり同じときに正解です。

正解

正解:(1) 運搬に際し,梢から下方へ,幹に近い内側の枝から外枝へという順序で,枝をまとめて縄で幹に引きつけて結びとめた。 / (2) 植え穴は,根鉢が余裕をもって入る大きさとし,穴の底は土を細かく砕いて柔らかくし,中央をやや高く仕上げた。 / (4) 埋め戻した後に,雨水や灌水を集めて浸透しやすくするため,鉢の外周に沿って浅い溝を掘って水鉢を切った。

この 3 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。

解き方

  1. 枝しおり(枝を縄で幹に引き寄せて結束すること)は,運搬の際に枝を傷めず荷姿を小さくするために行い,一般に梢(樹冠の上部)から下方へ,幹に近い内側の枝から外側の枝へと順に結束する。(1)は適当である。
  2. 植穴は根鉢に応じた余裕のある大きさに掘り,穴底をよく耕した後,中高に敷き均す(公園緑地工事共通仕様書 2-3-3・2-4-1)。底の中央をやや高く仕上げると根鉢が安定し,根鉢の下に水がたまりにくい。(2)は適当である。
  3. 施肥は肥料が直接樹木の根に触れないように行う(同仕様書 2-4-1)ので,(3)は適当でない。埋戻し後は地均しをして根元の周囲に水鉢を切り,十分に灌水する(同仕様書 2-4-1)。鉢の外周に沿って浅い溝を掘る(4)は適当である。よって適当なものは(1)(2)(4)である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。枝しおりは,梢から下方へ,幹に近い内側の枝から外枝へと順に枝を幹に引き寄せて結ぶ。
  2. (2)適当。植穴は余裕をもって掘り,底は耕して軟らかくし,中央をやや高く仕上げる。
  3. (3)適当でない。肥料が根に直接触れると根を傷める(肥料焼け)ので,直接触れないように施す。
  4. (4)適当。根鉢の外周に沿って浅い溝を掘る水鉢により,雨水や灌水を根鉢に浸透させる。
引っかけ:枝しおりは「梢から下方へ,内側から外枝へ」。肥料は根に触れさせない。植穴の底は中高。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年9月6日(日)実施) 問題B No.25。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する