令和6年度 問題B No.5論点:樹木の規格・植栽基盤の調査重要度 A配点 1点未着手

植栽基盤の調査(土壌硬度と透水性の判定)

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題B No.5の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

植栽基盤の調査に関する次の(イ),(ロ)の記述について,(A),(B)に当てはまる「良」,「不良」の組合せとして,適当なものはどれか。

(イ)長谷川式土壌貫入計を用いて,対象土壌の硬度を測定したところ,S値が0.7〜0.9cm/dropの範囲の土層が10cm以上連続していたので,植栽基盤として(A)と判定した。

(ロ)長谷川式簡易現場透水試験器を用いて,対象土壌の透水性を測定したところ,最終減水能が120mm/hであったので,植栽基盤として(B)と判定した。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) (A) 不良 ― (B) 良

解き方

  1. 長谷川式土壌貫入計のS値は1回の落下(drop)当たりの貫入深さ(cm)で,値が小さいほど土が硬い。一般に、S値1.5〜4.0cm/dropが根の伸長に良好な硬さとされ、1.0cm/drop未満は根の伸長が妨げられる硬さ(0.7cm/drop以下は根がほとんど入らない固結した状態)とされる。
  2. S値0.7〜0.9cm/dropの硬い土層が10cm以上連続していれば,根の伸長が妨げられるので,植栽基盤として(A)は「不良」と判定する。
  3. 長谷川式簡易現場透水試験器による最終減水能は,値が大きいほど透水性がよい。最終減水能は、一般に100mm/hr以上で透水性が良好、30mm/hr未満で不良とされる。120mm/hは透水性が良好であり,(B)は「良」である。
  4. よって(3)の不良―良が適当である。判定の区分は植栽基盤整備の技術資料による一般的な目安である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。S値0.7〜0.9cm/dropの土層は硬く,根の伸長を阻害するので(A)は良ではない。
  2. (2)適当でない。(A)は不良であり,最終減水能120mm/hは良好なので(B)も不良ではない。
  3. (3)適当。硬い土層の連続で(A)は不良,最終減水能120mm/hで(B)は良である。
  4. (4)適当でない。最終減水能120mm/hは透水性が良好であり,(B)は良である。
引っかけ:S値は「1回で何cm沈むか」なので,小さいほど硬い。最終減水能は大きいほど水はけがよい。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題B No.5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する