令和6年度 問題B No.25論点:植栽・移植重要度 A配点 1点未着手

ケヤキの移植(時期・施肥・水鉢・幹巻き)

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題B No.25の問題です。論点は「植栽・移植」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

本工事のケヤキの移植に関する記述として,適当なものを全て選びなさい。

次の〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事に関して,以下の問題24〜問題29について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

①本工事は,関東地方の地区公園の未供用区域において,上記の工事数量表に基づき施工するものである。

②花壇植栽工においては,宿根草を植栽する。

③高木移植工のケヤキは,本公園の供用区域内に植栽されているものを掘り取り,約100m運搬して植え付ける。

④高木整姿工においては,高所作業車を用いて作業を行うものとする。

⑤工期は9月1日から翌年の3月10日までである。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工オオシマザクラH(m) 3.5、C(m) 0.15、W(m) 1.2、株立数 ―本12*
植栽工高木植栽工カツラH(m) 4.5、C(m) 0.25、W(m) 1.8、株立数 ―本10*
植栽工高木植栽工シラカシH(m) 4.5、C(m) 0.25、W(m) 1.2、株立数 ―本5*
植栽工高木植栽工イチョウH(m) 6.0、C(m) 0.40、W(m) 2.0、株立数 ―本5*
植栽工高木植栽工エゴノキH(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立本4株立物
植栽工花壇植栽工(A)****
移植工高木移植工ケヤキH(m) 6.0、C(m) 0.40、W(m) 3.0、株立数 ―本3
雨水排水設備工管渠工**式1
雨水排水設備工作業土工床掘り*m³1,600
樹木整姿工高木整姿工イチョウH(m) 12.0、C(m) 1.50、W(m) 10.0、株立数 ―本20

解答欄

当てはまるものを全て選んで「採点する」を押してください。正解の数は問題ごとに違います(1 つだけのこともあります)。選んだ組が正解の組とぴったり同じときに正解です。

正解

正解:(1) 落葉広葉樹の生長が休止する秋から冬の時期が適期であるため,ケヤキの移植を11月に行った。 / (3) 埋め戻した後に,雨水や灌水を集めて浸透しやすくするため,鉢の外周に沿って浅い溝を掘って水鉢を切った。 / (4) 植付け後に,幹肌への防寒・保温を行うため,布テープを幹に巻き付けた。

この 3 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。

解き方

  1. ケヤキなどの落葉広葉樹の移植は,落葉期(秋の落葉後から春の萌芽前まで,厳寒期を除く)が適期であり,工期内の11月に行うのは適当である。
  2. 肥料が直接根に触れると根を傷める(肥料焼け)ため,公園緑地工事共通仕様書(2-4-1)でも施肥は肥料が直接樹木の根に触れないように行うとしている。よって(2)は適当でない。
  3. 埋め戻し後は根元の周囲に水鉢を切って十分に灌水する(同仕様書 2-4-1)。水鉢は鉢の外周に沿って浅い溝を掘るなどして,水がたまり浸透するようにしたもので,(3)は適当である。
  4. 幹巻きは,幹からの水分の蒸散の抑制,日焼けや寒さからの保護のために行い,わら・こもや幹巻き用のテープ(布製など)を用いる。冬に向けて行う(4)は適当である。よって適当なものは(1)(3)(4)である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。落葉広葉樹は生長が休止する落葉期が移植の適期であり,11月は適期に入る。
  2. (2)適当でない。肥料が直接根に触れると根を傷めるので,肥料は根に直接触れないように施す。
  3. (3)適当。鉢の外周に水鉢を切ると,雨水や灌水が鉢の周りにたまって浸透しやすくなる。
  4. (4)適当。幹巻きは幹肌の防寒・保温,日焼けや乾燥の防止のために行う。
引っかけ:施肥は「根に直接触れさせない」が原則。幹巻きの目的は蒸散抑制・日焼け防止・防寒。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題B No.25。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する