令和5年度 問題A No.32論点:工程管理重要度 A配点 1点未着手

工程・原価・品質の一般的な関係

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.32の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

工程,原価,品質の一般的な関係を示した図の組合せとして,適当なものはどれか。

(1)〜(4)のそれぞれに3つのグラフが横に並ぶ。左のグラフは縦軸が原価(↑高い),横軸が工程(→早い),中央のグラフは縦軸が工程(↑早い),横軸が品質(→良い),右のグラフは縦軸が原価(↑高い),横軸が品質(→良い)で,原点はいずれも0。(1):左は工程を早くすると原価が下がって最小となり,さらに早くすると再び上がる下に凸の曲線。中央は品質を良くすると工程が急に遅くなり,その後は遅くなり方が緩やかになる曲線(下に凸の減少)。右は品質を良くするほど原価の上がり方が大きくなる曲線(下に凸の増加)。(2):左は(1)と同じ下に凸の曲線。中央は品質を良くしても初めは工程があまり遅くならず,品質が良くなるほど急に遅くなる曲線(上に凸の減少)。右は品質を良くすると原価が急に上がり,その後は上がり方が緩やかになる曲線(上に凸の増加)。(3):左は工程を早くすると原価が上がって最大となり,さらに早くすると下がる上に凸の山形の曲線。中央は(1)と同じ下に凸の減少,右は(2)と同じ上に凸の増加。(4):左は(3)と同じ山形の曲線。中央は(2)と同じ上に凸の減少,右は(1)と同じ下に凸の増加。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) (1)の図

解き方

  1. 工程と原価の関係は,施工を早めると単位当たりの原価は下がるが,突貫工事になると逆に高くなる下に凸の曲線となる。原価が最小となる施工速度を経済速度という。
  2. 品質と工程の関係は,品質を良くしようとすると工程は遅くなる(減少の曲線)。品質と原価の関係は,品質を良くしようとすると原価が高くなり,高い品質に近づくほど原価の上がり方が大きくなる(下に凸の増加の曲線)。
  3. 工程と原価が下に凸となるのは(1)と(2)である。(2)の右の図は品質を少し良くするだけで原価が急に上がり,その後は緩やかになる形で,高品質ほど原価がかさむ一般的な関係に合わない。よって(1)が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。工程と原価は下に凸,品質を良くすると工程は遅くなり,原価は加速度的に高くなる関係を示している。
  2. (2)適当でない。品質と原価の曲線が,品質を少し良くしただけで原価が急に上がる形になっている。
  3. (3)適当でない。工程と原価の関係が山形(上に凸)で,施工を早めると原価が下がり続ける形になっている。
  4. (4)適当でない。工程と原価の関係が山形(上に凸)になっている。
引っかけ:工程と原価=下に凸(経済速度で最小),品質と原価=品質が良いほど原価が高い,品質と工程=品質が良いほど工程は遅い。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.32。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する