コウライシバの芝生地の造成
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.26の問題です。論点は「芝生・花壇」(重要度B・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
本工事において行った芝生地の造成に関する記述として,適当なものを全て選びなさい。
次の工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事に関して,以下の問題24〜29について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は関東地方の地区公園の再整備区域において,上記の工事数量表に基づき,花木を観賞できる芝生広場を整備するものである。
・高木植栽工又は高木移植工で使用する花木の開花期について,1月から12月までの1年間で見たとき,開花の早い順で並べると,ヤブツバキ,コブシ,ハナミズキ,(A),キンモクセイとなる。
・高木移植工のコブシ及びキンモクセイは再整備区域内に生育しているものであり,前年に根回しを行っている。
・高中木整姿工のクスノキは,既存樹木の剪定などを行うものである。
・本工事現場から最短の再資源化施設までの距離は75kmである。
・工期は8月1日から翌年の1月31日までである。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | コナラ | H(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立 | 本 | 5 | |
| 植栽工 | 高木植栽工 | ハナミズキ | H(m) 3.5、C(m) 0.18、W(m) 1.0、株立数 ― | 本 | 20 | |
| 植栽工 | 高木植栽工 | ヤブツバキ | H(m) 2.0、C(m) ―、W(m) 0.6、株立数 ― | 本 | 20 | |
| 植栽工 | 高木植栽工 | (A) | H(m) *、C(m) *、W(m) *、株立数 * | 本 | 10 | |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | コウライシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 2,500 | 目地張り |
| 移植工 | 高木移植工 | コブシ | H(m) 4.5、C(m) 0.25、W(m) 1.5、株立数 ― | 本 | 5 | |
| 移植工 | 高木移植工 | キンモクセイ | H(m) 3.0、C(m) ―、W(m) 1.0、株立数 ― | 本 | 5 | |
| 樹木整姿工 | 高中木整姿工 | クスノキ | H(m) 11.0、C(m) 1.40、W(m) 5.0、株立数 ― | 本 | 10 | |
| 公園施設等撤去・移設工 | 公園施設撤去工 | 公園施設撤去 | 木製四阿(W3m×D3m×H3.5m) | 基 | 3 |
解答欄
正解
正解:(1) 冬を迎える前にコウライシバの根が十分成長するよう,9月に張り付けを行った。 / (2) 整地に当たって,地表から30cm程度を耕耘し,土塊を細かく砕くとともに,雑草や瓦礫などを取り除き,そのまま数日間放置して土を落ち着かせた。 / (3) 耕耘のあと,表面の凹凸をレーキで直し,降雨時に滞水しないよう,わずかに片勾配をつけ軽いローラで土を締め固めた。
この 3 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。
解き方
- 日本芝(コウライシバ)の張芝は,生育期の春から初夏が最もよいが,根付く期間をとれる初秋までは施工できる。本工事は工期が8月1日から翌年1月31日までなので,冬を迎える前に根が伸びるよう9月に張ることは適当である。
- 整地では,30cm程度を耕して土塊を砕き,雑草や瓦礫を取り除いたうえで数日間置いて土を落ち着かせる。その後,表面の凹凸をレーキで直し,降雨時に水がたまらないようわずかな勾配をつけて,軽いローラで締め固めて床土を仕上げる。
- 張芝は,縦・横とも目地が一直線に通る張り方(通し目地)を避け,目地を互い違いにずらして張る。目地を通すと芝がずれやすく,目地に沿って水が流れて目土が洗われやすい。よって(4)は適当でなく,適当なものは(1)・(2)・(3)である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。工期の中で冬までに根付く期間をとれる初秋に張るのはよい。
- (2)適当。耕耘・砕土・除草・除礫をして数日間置き、土を落ち着かせる。
- (3)適当。凹凸を直し、排水のためにわずかな勾配をつけ、軽く転圧して仕上げる。
- (4)適当でない。張芝は目地が縦横に一直線に通らないよう、互い違いにずらして張る。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.26。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する