令和4年度 問題B No.28論点:樹木の規格・植栽基盤の調査重要度 A配点 1点未着手

株立高木(コナラ)の寸法規格の判定

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.28の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下表は,現場に搬入された株立高木(コナラ(イ)〜(ニ))の寸法表である。本工事に使用するものとして「H」及び「C」の寸法規格基準を満たしているものを全て選びなさい。

次の工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事に関して,以下の問題24〜29について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は関東地方の地区公園の再整備区域において,上記の工事数量表に基づき,花木を観賞できる芝生広場を整備するものである。

・高木植栽工又は高木移植工で使用する花木の開花期について,1月から12月までの1年間で見たとき,開花の早い順で並べると,ヤブツバキ,コブシ,ハナミズキ,(A),キンモクセイとなる。

・高木移植工のコブシ及びキンモクセイは再整備区域内に生育しているものであり,前年に根回しを行っている。

・高中木整姿工のクスノキは,既存樹木の剪定などを行うものである。

・本工事現場から最短の再資源化施設までの距離は75kmである。

・工期は8月1日から翌年の1月31日までである。

ただし,表中の「各幹の周長」のそれぞれの数値は,「各幹の高さ」の数値の順序と同じ幹に対するものである。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工コナラH(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立本5
植栽工高木植栽工ハナミズキH(m) 3.5、C(m) 0.18、W(m) 1.0、株立数 ―本20
植栽工高木植栽工ヤブツバキH(m) 2.0、C(m) ―、W(m) 0.6、株立数 ―本20
植栽工高木植栽工(A)H(m) *、C(m) *、W(m) *、株立数 *本10
植栽工地被類植栽工コウライシバ36cm×28cm×10枚m²2,500目地張り
移植工高木移植工コブシH(m) 4.5、C(m) 0.25、W(m) 1.5、株立数 ―本5
移植工高木移植工キンモクセイH(m) 3.0、C(m) ―、W(m) 1.0、株立数 ―本5
樹木整姿工高中木整姿工クスノキH(m) 11.0、C(m) 1.40、W(m) 5.0、株立数 ―本10
公園施設等撤去・移設工公園施設撤去工公園施設撤去木製四阿(W3m×D3m×H3.5m)基3
搬入された株立高木(コナラ)の寸法表
記号株立数各幹の高さ(m)各幹の周長(m)
(イ)3本立3.7,3.6,3.60.10,0.10,0.10
(ロ)3本立3.5,3.5,2.30.12,0.12,0.06
(ハ)3本立3.6,3.6,3.10.10,0.10,0.08
(ニ)4本立3.8,3.5,2.8,2.10.10,0.10,0.10,0.07

解答欄

当てはまるものを全て選んで「採点する」を押してください。正解の数は問題ごとに違います(1 つだけのこともあります)。選んだ組が正解の組とぴったり同じときに正解です。

正解

正解:(1) (イ) / (4) (ニ)

この 2 つを全て選び、ほかは選ばないときに正解です。

解き方

  1. 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」では,3本立以上の株立物の樹高は,指定株立数について過半数が所要の樹高に達し,他は所要の樹高の70%以上に達していることとされる。幹周は各幹の周長の総和の70%とする。本工事のコナラはH3.5m,C0.21m,3本立なので,2本以上が3.5m以上,残りが3.5×0.7=2.45m以上で,周長の総和×0.7が0.21m以上であればよい。
  2. (イ)は高さ3.7・3.6・3.6mで全て3.5m以上,C=(0.10+0.10+0.10)×0.7=0.21mで合格である。(ロ)は3本目の2.3mが2.45m未満で不合格である。(ハ)は高さは満たすが,C=(0.10+0.10+0.08)×0.7=0.196mで0.21m未満となり不合格である。
  3. (ニ)は4本立で,樹高は指定株立数3本について判定する。3.8・3.5mの2本が3.5m以上,2.8mが2.45m以上で樹高を満たす。Cは4本の総和で(0.10+0.10+0.10+0.07)×0.7=0.259m,指定の3本だけで見ても0.30×0.7=0.21mで,いずれも0.21m以上である。株立数は「3本立以上」を満たすので合格である。よって(1)・(4)が満たしている。

選択肢ごとの解説

  1. (1)満たしている。3本とも3.5m以上で、C=0.30×0.7=0.21mである。
  2. (2)満たしていない。3本目の2.3mが所要樹高の70%(2.45m)に達していない。
  3. (3)満たしていない。C=0.28×0.7=0.196mで、0.21mに達していない。
  4. (4)満たしている。指定株立数3本のうち2本が3.5m以上、1本が2.45m以上で、Cも0.21m以上である。
引っかけ:株立物の幹周は「総和の70%」、樹高は「過半数が所要樹高、他は70%以上」(2本立は1本が所要樹高、他は70%以上)。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.28。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する