令和4年度 問題B No.27論点:施工計画重要度 A配点 1点未着手

公園施設撤去で生じる建設発生木材

これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.27の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は4つの選択肢から当てはまるものを全て選ぶ形式)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

本工事の公園施設撤去工によって生じる建設発生木材に関する記述のうち,適当なものを一つ選びなさい。

次の工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事に関して,以下の問題24〜29について答えなさい。

〔工事に係る条件〕

・本工事は関東地方の地区公園の再整備区域において,上記の工事数量表に基づき,花木を観賞できる芝生広場を整備するものである。

・高木植栽工又は高木移植工で使用する花木の開花期について,1月から12月までの1年間で見たとき,開花の早い順で並べると,ヤブツバキ,コブシ,ハナミズキ,(A),キンモクセイとなる。

・高木移植工のコブシ及びキンモクセイは再整備区域内に生育しているものであり,前年に根回しを行っている。

・高中木整姿工のクスノキは,既存樹木の剪定などを行うものである。

・本工事現場から最短の再資源化施設までの距離は75kmである。

・工期は8月1日から翌年の1月31日までである。

〔工事数量表〕
工種種別細別規格単位数量備考
植栽工高木植栽工コナラH(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立本5
植栽工高木植栽工ハナミズキH(m) 3.5、C(m) 0.18、W(m) 1.0、株立数 ―本20
植栽工高木植栽工ヤブツバキH(m) 2.0、C(m) ―、W(m) 0.6、株立数 ―本20
植栽工高木植栽工(A)H(m) *、C(m) *、W(m) *、株立数 *本10
植栽工地被類植栽工コウライシバ36cm×28cm×10枚m²2,500目地張り
移植工高木移植工コブシH(m) 4.5、C(m) 0.25、W(m) 1.5、株立数 ―本5
移植工高木移植工キンモクセイH(m) 3.0、C(m) ―、W(m) 1.0、株立数 ―本5
樹木整姿工高中木整姿工クスノキH(m) 11.0、C(m) 1.40、W(m) 5.0、株立数 ―本10
公園施設等撤去・移設工公園施設撤去工公園施設撤去木製四阿(W3m×D3m×H3.5m)基3

解答欄

当てはまるものを全て選んで「採点する」を押してください。正解の数は問題ごとに違います(1 つだけのこともあります)。選んだ組が正解の組とぴったり同じときに正解です。

正解

正解:(2) 元請業者は,当該建設発生木材の処分において,工事現場から再資源化施設までの距離を加味し,経済性の面での制約が大きいと判断し,焼却処理場で処理を行うこととした。

これ 1 つだけを選んだときに正解です(ほかも選ぶと不正解)。

解き方

  1. 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)第9条・同法施行令第2条により、建築物の解体工事は床面積の合計80m²以上が対象建設工事となる。木製四阿はW3m×D3mで1基9m²、3基でも27m²であり、対象建設工事に当たらない。
  2. 同法第16条ただし書では、木材は、主務省令で定める距離(工事現場から50km)の範囲内に再資源化施設がない場合など、経済性の面で制約がある場合は、再資源化に代えて縮減(焼却)をすれば足りる。最短の再資源化施設が75kmなので、焼却処理場で処理することは適当である。
  3. 建設発生木材は産業廃棄物であり、排出事業者である元請業者は、廃棄物処理法に基づき収集運搬は収集運搬業者と、処分は処分業者と、それぞれ書面で委託契約を結ぶ。また、マニフェストにより最終処分が終了するまでを確認しなければならない。よって適当なものは(2)だけである。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。四阿3基の床面積は合計27m²であり、解体工事の対象建設工事(80m²以上)に当たらない。
  2. (2)適当。再資源化施設が50kmを超える75kmにあり、経済性の制約があるので縮減(焼却)でよい。
  3. (3)適当でない。収集運搬と処分は、それぞれの許可業者と個別に委託契約を結ぶ。
  4. (4)適当でない。排出事業者は運搬だけでなく、マニフェストで処分(最終処分)の終了まで確認しなければならない。
引っかけ:木材の再資源化は50km以内に施設があることが前提。委託は「運搬」と「処分」を別々の業者と二者契約。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する