本支店会計・内部利益

重要度 B第1・2問で出題過去問 5問

本支店会計・内部利益は、建設業経理士2級の第29〜39回(11回)のうち5回で出題された論点です(収録142問中5問・重要度B)。出題されるのは第1問・第2問です。

要点:本店から支店への振替に利益を加算しているとき、期末棚卸資産(材料・未成工事支出金に含まれる本店仕入分)に含まれる内部利益を控除する。内部利益=本店仕入分×利益率÷(1+利益率)。

覚える要点

  • 本店の支店勘定は支店に対する債権のような勘定。支店へ資産を送る・支店の費用を立て替えると借方(増加)、支店から送金を受けると貸方(減少)。
  • 支店の固定資産を本店で記録する取決めなら、支店は資産計上せず本店勘定の借方に記録する。
  • 未達事項は「未達の側」だけで仕訳し、整理後は本店の支店勘定と支店の本店勘定が一致する。片方で出した答えをもう一方で検算する。
  • 期末棚卸資産に含まれる内部利益=本店仕入分×利益率÷(1+利益率)。全額に掛けない、「×利益率」でもない。

勉強のしかた:第2問の計算で1題程度。支店勘定の増減を「送付・立替は借方、送金は貸方」の4取引で表にし、内部利益の分数(8/108など)を1問計算して確かめる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、本支店会計・内部利益で間違えやすい点を集めました。

  • 第38回 第2問 (1):235,000 や 32,000 の全額に掛けないこと。また「× 8%」(145,800 × 0.08 = 11,664)ではなく「× 8/108」。振替価格に利益が上乗せされているので、原価に戻してから利益を出す。
  • 第36回 第2問 (3):支店勘定は本店から見た「支店に対する債権」。本店が支店に資産を送ったり支店の代わりに払ったりすると借方(増加)、支店から受け取ると貸方(減少)になる。
  • 第34回 第2問 (2):備品の発送と送金の受取は同じ 85,000 で相殺されるので、実質は交際費の立替 15,000 だけが動く。立替払いは「支店が負担すべき費用を本店が払った」ので本店の支店勘定は増える(借方)。
  • 第31回 第2問 (3):未達事項は「未達の側」だけで仕訳する。すべてを本店側で処理すると残高が合わない。片方だけ計算して答えを出したら、もう一方でも同じ 2,650 になることを確かめる。
  • 第30回 第2問 (1):支店で「車両運搬具 500,000 / 当座預金 500,000」と考えると本店勘定は動かず 50,000 のままになる。問題文の「本店でまとめて記録している」を読み落とさない。

この論点の問題

同じ大問で出る論点

第1・2問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。