機械装置の売却(直接法・固定資産売却益)
これは建設業経理士2級 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第1問 (3)(配点 4点)の問題です。論点は「固定資産の取得・減価償却・売却」(重要度B・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜Y)と勘定科目を書くこと。なお、解答は次に掲げた(例)に対する解答例にならって記入しなさい。(例)現金 ¥100,000 を当座預金に預け入れた。→ 借方 B 当座預金 100,000 / 貸方 A 現金 100,000
前々期首に取得した機械装置(取得価額 ¥5,000,000 耐用年数 5 年 残存価額ゼロ 定額法)を当期首において ¥3,500,000 で売却し、代金は小切手で受け取った。
A現金B当座預金C材料貯蔵品D未成工事支出金E投資有価証券F賞与引当金G機械装置H社債J未払配当金K資本金L資本準備金M利益準備金N繰越利益剰余金Q完成工事高R賞与S社債発行費T受取配当金U減価償却費W固定資産売却益X固定資産売却損Y賞与引当金繰入額
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 現金 | 3,500,000 | G | 機械装置 | 3,000,000 |
| W | 固定資産売却益 | 500,000 |
解き方
- 年間の減価償却費 = 5,000,000 ÷ 5 年 = 1,000,000。前々期首に取得して当期首に売却なので、前々期と前期の 2 年分 = 2,000,000 を償却済み。
- 売却時の帳簿価額 = 5,000,000 − 2,000,000 = 3,000,000。売却額 3,500,000 との差 500,000 が固定資産売却益。
- 勘定科目群に減価償却累計額がないので直接法(帳簿価額で機械装置を減らす)。他人振出の小切手は現金。借方 現金 3,500,000 / 貸方 機械装置 3,000,000、固定資産売却益 500,000。
引っかけ:当期首の売却なので当期分の減価償却費は計上しない。「前々期首から当期首まで」は 2 年で、3 年分 3,000,000 を引くと売却益が 1,500,000 になってしまう。小切手を受け取ったときは当座預金ではなく現金。
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論点ページ:固定資産の取得・減価償却・売却の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第35回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第35回(2024年9月8日(日)実施) 第1問 (3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する