第37回 第1問 問2論点:資産の評価基準・取得原価重要度 B配点 8点未着手

低価基準の時価に正味実現可能価額と再調達原価を用いる根拠の違い

これは建設業経理士1級 財務諸表 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 問2(配点 8点)の問題です。論点は「資産の評価基準・取得原価」(重要度B・解答の形は記述(各問 200〜300 字以内、原稿用紙形式))。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。

資産評価基準に関する次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。

問2 原価時価比較低価基準において、原価と比較される時価として、正味実現可能価額を用いた場合と再調達原価を用いた場合とでは、低価基準適用の根拠にどのような違いが生じるのかを説明しなさい。(200 字以内)

解答欄

0 / 200 字本試験は解答用紙のマス目に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は目安です。本試験と同じく、定義 → 理由や違い → 結論の順に書くと要点が入りやすくなります。

正解

模範解答

販売市場の時価である正味実現可能価額を用いる場合は、棚卸資産を売却して債務の弁済に充てる財源とみる立場に立ち、貸借対照表価額は売却で得られる手取額を超えてはならないという債務弁済能力の表示が根拠となる。購買市場の時価である再調達原価を用いる場合は、棚卸資産への支出額のうち期末に残る有用性を測る立場に立ち、再調達原価の下落を原価の有効性の減少とみて、その減少分を当期の損失に計上することが根拠となる。

200 字
要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。

解き方

  1. 正味実現可能価額(販売市場の時価)を用いる場合の根拠を、財源説と売却手取額の上限という形で一文にまとめる。
  2. 再調達原価(購買市場の時価)を用いる場合の根拠を、残存する有用性の測定と原価の有効性の減少分の損失認識という形で「他方」で対比して締める。
引っかけ:低価基準そのもの(原価と時価の低い方で評価)の説明に字数を使わない。「財源・手取額」と「支出額のうち残存する有用性」という対比の語を必ず入れる。

同じ論点の過去問

第37回の前後の問題

建設業経理士1級 財務諸表 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する