第37回 第1問 問1論点:資産の評価基準・取得原価重要度 B配点 12点未着手

原価基準と時価基準の説明

これは建設業経理士1級 財務諸表 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 問1(配点 12点)の問題です。論点は「資産の評価基準・取得原価」(重要度B・解答の形は記述(各問 200〜300 字以内、原稿用紙形式))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

資産評価基準に関する次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。

問1 資産評価基準としての原価基準と時価基準とを説明しなさい。(300 字以内)

解答欄

0 / 300 字本試験は解答用紙のマス目に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は目安です。本試験と同じく、定義 → 理由や違い → 結論の順に書くと要点が入りやすくなります。

正解

模範解答

原価基準は、資産を取得したときの支出額である取得原価を基礎として貸借対照表価額を決める考え方である。取得原価は第三者との実際の取引額に裏付けられているので、客観的な証拠と計算の確実性が確保され、検証可能性に優れる。これに対し時価基準は、市場における資産の時価を基礎として貸借対照表価額を決める考え方である。時価には二種類があり、販売市場の時価としては売却時価または正味実現可能価額が、購買市場の時価としては再調達原価が用いられる。わが国の企業会計は原価基準を原則としており、時価基準が採用されるのは、売買目的有価証券など一部の有価証券やデリバティブの評価といった限定的な場面にとどまる。

293 字
要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。

解き方

  1. 原価基準を定義し、取得原価が第三者との取引額に基づくことから客観的証拠と計算の確実性が確保される、という長所を書く。
  2. 時価基準を定義し、時価の二種類(販売市場:売却時価・正味実現可能価額、購買市場:再調達原価)を示す。
  3. わが国では原価基準が原則で、時価基準は有価証券など限定的な場合に採用される、と位置づけて締める。
引っかけ:原価基準の定義だけで終わらせず、「第三者との取引額」「客観的証拠・計算の確実性」という根拠を書く。時価基準を「採用されていない」と書き切ると誤りで、有価証券など限定的な場合を除く、とする。

同じ論点の過去問

第37回の前後の問題

建設業経理士1級 財務諸表 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第37回(2025年9月7日(日)実施) 第1問 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する