個別原価計算と総合原価計算の相違点
これは建設業経理士1級 原価計算 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第1問 問2(配点 10点)の問題です。論点は「原価計算制度の理論(個別・総合原価計算、原価計算基準、特殊原価調査)」(重要度A・解答の形は指定字数以内の論述(問1・問2 各10点))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の問に解答しなさい。各問ともに指定した字数以内で記入すること。
問2 個別原価計算と総合原価計算の相違点について説明しなさい。(300 字)
解答欄
正解
模範解答
個別原価計算と総合原価計算は、まず原価の集計単位が異なる。個別原価計算は、特定製造指図書で指示された生産品の数量を単位とし、指図書ごとに原価を集計して製品原価を求める。これに対して総合原価計算は、一定期間に生産された同種製品の生産量を単位とし、期間の総原価を生産量で割って単位原価を求める。したがって、個別原価計算では指図書が原価集計の道具として不可欠であるのに対し、総合原価計算では指図書を原価集計に用いない点も異なる。そのため、個別原価計算は建設業をはじめとする受注個別生産型の企業や、自家用建物、試験研究用製品の原価計算に適し、総合原価計算は同種製品を見込大量生産する製造業に適する。
295 字要点(書けていたものにチェック)
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。配点は要点の数で按分します。
解き方
- 原価計算基準に沿って集計単位の違い(指図書別か期間の生産量か)と単位原価の求め方を先に書く。
- 指図書の役割の違いを一文添える。
- 適用される生産形態(受注個別生産・自家用建物・試験研究用製品 対 見込大量生産)で結び、建設業が前者に当たることを明示する。
引っかけ:受注生産か見込生産かという適用対象だけで終わらせない。集計単位と単位原価の求め方の違いが本質。300 字あるので指図書の役割と適用業種の両方に触れる。
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論点ページ:原価計算制度の理論(個別・総合原価計算、原価計算基準、特殊原価調査)の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第36回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 原価計算 第36回(2025年3月9日(日)実施) 第1問 問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する