構造材料の力学的性質
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.8の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
構造材料の力学的性質に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) ヤング係数は,熱による材料の単位長さ当たりの膨張長さの割合である。
解き方
- ヤング係数(弾性係数)は,弾性範囲における垂直応力度と垂直ひずみ度の比(E = σ/ε)で,材料の変形のしにくさを表す。熱による単位長さ当たりの膨張長さの割合は線膨張係数なので,(2)が不適当である。
- 座屈はある限界を超える圧縮力で部材が安定を失って曲がる現象である。ポアソン比は縦ひずみに対する横ひずみの比である。座屈荷重はオイラーの式Pk = π²EI/lk²で表され,断面二次モーメントIに比例する。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。座屈の定義のとおりである。
- (2)適当でない。ヤング係数は応力度とひずみ度の比で,熱による膨張の割合は線膨張係数である。
- (3)適当。ポアソン比は縦ひずみに対する横ひずみの比である。
- (4)適当。座屈荷重Pk = π²EI/lk²は断面二次モーメントに比例する。
引っかけ:座屈荷重はE・Iに比例し,座屈長さの2乗に反比例する。
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論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する