吸音率・遮音・エコー
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.3の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
音に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 吸音率は,壁面に入射した音のエネルギーに対する吸収された音のエネルギーの割合である。
解き方
- 吸音率は,壁面に入射した音のエネルギーに対する,反射しなかった音のエネルギー(吸収された音と透過した音の和)の割合である。吸音率 = (入射 − 反射)/入射 = (吸収 + 透過)/入射 で表される。
- 透過した音を含めずに「吸収された音のエネルギーの割合」とした(1)が不適当である。
- 正対する平行な反射性の壁面が一組あると,その間で音が往復してフラッターエコーが生じる。音響透過損失が大きいほど遮音性能は高く,同じ材料の単層壁では厚い(面密度が大きい)ほど透過損失が大きくなる(質量則)。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。吸音率は反射しなかった音(吸収された音と透過した音)のエネルギーの入射音に対する割合である。
- (2)適当。平行な反射面の間で音が往復し,フラッターエコーが生じやすい。
- (3)適当。透過損失が大きいほど遮音性能は高い。
- (4)適当。単層壁は質量則により,厚く重いほど透過損失が大きくなる。
引っかけ:開け放した窓は音が反射しないので吸音率1とみなす。透過も「吸音」に含まれることを押さえる。
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論点ページ:環境工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度 前期(2022年6月12日(日)実施) No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する