鋼製切梁工法の支保工設置の留意事項
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月15日(日)実施) 問題4 設問1の問題です。論点は「地盤調査・土工事」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
土工事において,山留め壁に鋼製切梁工法の支保工を設置する際の施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。
ただし,解答はそれぞれ異なる内容の記述とし,材料(仕様,品質,搬入,保管等),作業環境(騒音,振動,気象条件等),養生及び安全に関する記述は除くものとする。
ただし,地下水の処理及び設置後の維持管理に関する記述は除くものとする。
解答欄
正解
留意事項 1 模範解答
切梁は,その段の深さまで掘削したら速やかに架設し,切梁下端から1m程度を超える過掘りをしない。
47 字別解
腹起しと山留め壁との隙間はモルタル等で裏込めし,土圧が腹起しに均等に伝わるようにする。
切梁は腹起しに直交させて水平に取り付け,隅部には火打ちを設けて腹起しのたわみを防ぐ。
留意事項 2 模範解答
切梁にはジャッキで設計切梁軸力の50〜80%程度のプレロードを導入し,接合部のボルトを締め直す。
48 字別解
切梁の継手は支柱(棚杭)の近くに設け,切梁と支柱の交差部は緊結金物で固定して座屈を防ぐ。
腹起しの継手は曲げ応力の小さい切梁と火打ちの間に設け,添え板とボルトで剛に接合する。
要点(書けていたものにチェック)留意事項 1留意事項 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 山留め支保工は,掘削の進行に合わせて上段から順に架設する。所定の深さを大きく超えて掘り下げる(過掘り)と,山留め壁の変形や背面地盤の沈下が大きくなるので,その段の切梁位置の少し下(一般に1m程度まで)で掘削を止めて架設する。
- 腹起しと山留め壁の間に隙間があると土圧が均等に伝わらないので,裏込めして密着させる。切梁には油圧ジャッキでプレロード(一般に設計切梁軸力の50〜80%程度)を導入して,山留め壁の変形を抑え,緩みのないようにボルトを締め直す。
- 切梁の継手は座屈しにくい支柱の近くに設け,交差部は緊結する。腹起しの継手は曲げモーメントの小さい位置(切梁と火打ちの間)に設ける。標仕 3.3.1 は,山留めは地盤の過大な変形や崩壊を防止できるものとし,関係法令に従って設けるとしている。
引っかけ:地下水の処理(排水・止水)と設置後の維持管理(点検・計測)は除外されている。切梁の点検や軸力の計測を書かない。
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論点ページ:地盤調査・土工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月15日(日)実施) 問題4 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する