根切りの床付け面の扱い
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月16日(日)実施) 問題5 設問2の問題です。論点は「地盤調査・土工事」(重要度B・解答の形は五肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
次の1.から8.の各記述において,[ ]に当てはまる最も適当な語句又は数値の組合せを,下の枠内から1つ選びなさい。
根切りにおいて,床付け面を乱さないため,機械式掘削では,通常床付け面上30〜50cmの土を残して,残りを手掘りとするか,ショベルの刃を[a]のものに替えて掘削する。
床付け面を乱してしまった場合は,礫や砂質土であれば[b]で締め固め,粘性土の場合は,良質土に置換するか,セメントや石灰等による地盤改良を行う。
また,杭間地盤の掘り過ぎや掻き乱しは,杭の[c]抵抗力に悪影響を与えるので行ってはならない。
解答欄
正解
正解:(3) a 平状 ― b 転圧 ― c 水平
解き方
- 機械式掘削で床付け面を乱さないよう,床付け面上30〜50cmを残して手掘りとするか,バケットの刃を爪状から平状のものに替えて掘削する。爪状の刃は床付け面をかき乱す。
- 床付け面を乱した場合,礫・砂質土はローラーやタンパーによる転圧で締め固め,粘性土は良質土に置換するかセメント・石灰等で地盤改良する。水締めは乱した床付け面を泥ねいさせるので適さない。
- 杭間地盤の掘り過ぎや掻き乱しは,杭頭付近の地盤の拘束を弱め,地震時などに杭が受ける水平力に対する抵抗力(水平抵抗力)を低下させる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。礫・砂質土は水締めではなく転圧で締め固める。
- (2)適当でない。刃は平状,締固めは転圧,影響するのは水平抵抗力である。
- (3)適当。平状,転圧,水平である。
- (4)適当でない。ショベルの刃は爪状ではなく平状に替える。
- (5)適当でない。杭間地盤の乱れが悪影響を与えるのは杭の水平抵抗力である。
引っかけ:床付け面は「乱さない」ために平状の刃,乱したら砂質土は「転圧」。杭間地盤の乱れは鉛直支持力ではなく水平抵抗力に効く。
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→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月16日(日)実施) 問題5 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する