型枠に作用するコンクリートの側圧
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月16日(日)実施) 問題5 設問5の問題です。論点は「型枠工事」(重要度B・解答の形は五肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
次の1.から8.の各記述において,[ ]に当てはまる最も適当な語句又は数値の組合せを,下の枠内から1つ選びなさい。
型枠に作用するコンクリートの側圧に影響する要因として,コンクリートの打込み速さ,比重,打込み高さ及び柱,壁などの部位の影響等があり,打込み速さが速ければコンクリートヘッドが[a]なって,最大側圧が大となる。
また,せき板材質の透水性又は漏水性が[b]と最大側圧は小となり,打ち込んだコンクリートと型枠表面との摩擦係数が[c]ほど,液体圧に近くなり最大側圧は大となる。
解答欄
正解
正解:(5) a 大きく ― b 大きい ― c 小さい
解き方
- 打込み速さが速いと,下部のコンクリートが固まり始める前に上に打ち重なるため,側圧が液体圧として働く高さ(コンクリートヘッド)が大きくなり,最大側圧が大きくなる。
- せき板の透水性・漏水性が大きいと,水分が抜けてコンクリートが早く締まるので最大側圧は小さくなる。型枠表面との摩擦係数が小さいほど,コンクリートは液体に近い挙動をして最大側圧は大きくなる。ほかに,比重が大きい,スランプが大きい,気温が低い,締固めが過度であるほど側圧は大きくなる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。摩擦係数が大きいと液体圧から遠ざかり,最大側圧は小さくなる。
- (2)適当でない。打込み速さが速いとコンクリートヘッドは大きくなる。
- (3)適当でない。透水性・漏水性が小さいと最大側圧は大きくなり,摩擦係数が大きいと小さくなる。
- (4)適当でない。打込み速さが速いとコンクリートヘッドは大きくなり,摩擦係数が小さいほど最大側圧は大となる。
- (5)適当。大きく,大きい,小さいである。
引っかけ:「液体圧に近くなる」条件(摩擦が小さい・水が抜けない・固まる前に打ち重なる)ほど側圧は大きくなる,と考えると整理できる。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年10月16日(日)実施) 問題5 設問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する