杭基礎(先端支持力・杭間隔・負の摩擦力)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.4の問題です。論点は「一般構造」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
杭基礎に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 杭の周辺地盤に沈下が生じたときに杭に作用する負の摩擦力は,摩擦杭のほうが支持杭に比べて大きい。
解き方
- (4)が不適当である。負の摩擦力は,杭周辺の地盤が杭より大きく沈下するときに下向きに作用する摩擦力である。
- 支持杭は先端が支持層に支えられて沈下しにくく,地盤との相対沈下が大きいので,中立点が深くなり負の摩擦力は大きくなる。摩擦杭は杭自体も地盤とともに沈下するため,負の摩擦力は支持杭より小さい。
- 杭先端の許容支持力の係数は,平成13年国土交通省告示第1113号で打込み杭300,セメントミルク工法の埋込み杭200,場所打ちコンクリート杭150とされ,場所打ち杭が最も小さい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。先端支持力の係数は場所打ちコンクリート杭(150)が埋込み杭(200)より小さい。
- (2)適当。杭の中心間隔は打込み杭が杭径の2.5倍以上,埋込み杭が2倍以上とされ,埋込み杭のほうが小さくできる。
- (3)適当。杭頭が固定された長い杭では,曲げモーメントは一般に杭頭部で最大となる。
- (4)不適当。負の摩擦力は支持杭のほうが摩擦杭より大きい。
引っかけ:負の摩擦力は「沈下しない杭ほど大きい」。
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論点ページ:一般構造の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する