日照及び日射(可照時間・ルーバー)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.1の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
日照及び日射に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(3) 水平ルーバーは東西面の日射を遮るのに効果があり,縦ルーバーは南面の日射を遮るのに効果がある。
解き方
- 水平ルーバー(庇)は太陽高度の高い南面の日射を遮るのに有効であり、縦ルーバーは太陽高度が低く横から日が差し込む東西面の日射を遮るのに有効である。
- (3)は南面と東西面を逆に述べているので不適当である。
- 北緯35°の南面の垂直壁は、夏至日には太陽が真東より北から昇り真西より北に沈むため可照時間が約7時間と短く、冬至日は日の出から日没まで約9時間40分照らされるので冬至日のほうが長い。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。夏至日の南面の可照時間は約7時間、冬至日は約9時間40分で、冬至日のほうが長い。
- (2)適当。日影規制(建築基準法第56条の2)は、冬至日の真太陽時8時から16時(北海道は9時から15時)に、敷地境界線から5mを超える範囲に生じる日影の時間を制限する。
- (3)適当でない。水平ルーバーは南面、縦ルーバーは東西面の日射遮蔽に効果がある。
- (4)適当。全天日射は、直達日射と天空日射(散乱日射)の和である。
引っかけ:南は「上から来る日差し」なので水平の庇、東西は「横から来る日差し」なので縦のルーバー、と覚える。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.1伝熱(熱貫流率・総合熱伝達率)
令和8年度 No.2教室の必要換気量の計算
令和8年度 No.7採光及び照明の用語
令和8年度 No.8吸音及び遮音
令和7年度 No.1日照及び日射(ルーバー・隣棟間隔・可照時間)
論点ページ:環境工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する