押出成形セメント板(ECP)張り
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.39の問題です。論点は「ALCパネル・押出成形セメント板」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
外壁の押出成形セメント板(ECP)張りに関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 縦張り工法のパネルは,層間変形に対してロッキングにより追従するため,縦目地を15mm,横目地を8mmとした。
解き方
- (1)が不適当である。縦張り工法では,パネルが層間変形にロッキングで追従するため,パネル上下の短辺の目地(横目地)を広くとる。
- パネル相互の目地幅は,標仕 8.5.3(9)(令和4年版)では長辺10mm以上,短辺15mm以上(平成31年版は長辺8mm以上,短辺15mm以上)で,縦張りでは横目地15mm以上,縦目地10mm以上となる。記述は縦目地と横目地が逆である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。縦張り工法の横目地(短辺)は15mm以上とし,縦目地(長辺)は10mm以上とする。
- (2)適当。二次的な漏水対策として,室内側にガスケット,最下部に水抜きパイプを設ける。
- (3)適当。標仕ではパネルに欠込みを行わないことを原則とし,やむを得ない場合の限度は特記によるが,一般に欠込み幅はパネル幅の1/2以下かつ300mm以下とされる。
- (4)適当。横張り工法の取付け金物(Zクリップ)は,パネル左右端部でスライドできるように取り付け,下地鋼材には堅固に取り付ける。
引っかけ:縦張り = ロッキング(横目地を広く),横張り = スライド(縦目地を広く)。
現行法令との関係:押出成形セメント板のパネル相互の目地幅は,標仕の平成31年版では長辺8mm以上・短辺15mm以上,令和4年版で長辺10mm以上・短辺15mm以上,令和7年版でパネル幅900mmを超える場合は長辺・短辺とも15mm以上となった。どの版でも縦張りの横目地8mmは不足し,この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:ALCパネル・押出成形セメント板の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.39。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する