令和2年度 No.82問題改訂論点:その他の法令重要度 B配点 1点未着手

道路交通法の制限外積載の許可

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.82の問題です。論点は「その他の法令」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。この問題は、本試験の問題を2026年10月時点の法令・基準に照らして一部改訂したものです。

問題改訂道路交通法施行令の改正(2022年5月13日施行)に合わせて選択肢(3)を改訂。本試験の問題を2026年10月時点の法令・基準に照らして一部変えています。改訂の内容と本試験の原文は、採点後の解説に載せています。

貨物自動車に分割できない資材を積載して運転する際に,「道路交通法」上,当該車両の出発地を管轄する警察署長の許可を必要とするものはどれか。

ただし,貨物自動車は,軽自動車を除くものとする。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) 幅2.2mの自動車に,車体の左右に0.3mずつはみ出す幅2.8mの資材を積載して運転する場合

解き方

  1. 道路交通法施行令第22条により,自動車の積載物の大きさの制限は,長さが自動車の長さの1.2倍以下(車体の前後へのはみ出しはそれぞれ自動車の長さの10分の1以下),幅が自動車の幅の1.2倍以下(車体の左右へのはみ出しはそれぞれ自動車の幅の10分の1以下),高さが地上から3.8m以下である。分割できない貨物でこの制限を超える場合は,出発地を管轄する警察署長の許可が必要である(道路交通法第57条第3項)。
  2. (3)は資材の幅2.8mが2.2m × 1.2 = 2.64mを超え,左右のはみ出し0.3mも2.2m × 1/10 = 0.22mを超えるので,許可が必要である。
  3. (1)は長さ12mが11m × 1.2 = 13.2m以下,前後のはみ出し0.5mが1.1m以下で制限内,(2)は地上からの高さ1m + 2.7m = 3.7mが3.8m以下で制限内である。(4)の貨物を看守するため必要な最小限度の人員を荷台に乗車させることは,道路交通法第55条第1項ただし書により許可なく認められている。

選択肢ごとの解説

  1. (1)許可は不要。長さ12mは11m × 1.2 = 13.2m以下で,前後のはみ出し0.5mも自動車の長さの10分の1(1.1m)以下である。
  2. (2)許可は不要。積載物の高さは地上から1m + 2.7m = 3.7mで,3.8m以下である。
  3. (3)許可が必要。幅2.8mは自動車の幅の1.2倍(2.64m)を超え,左右のはみ出し0.3mも自動車の幅の10分の1(0.22m)を超える(道路交通法第57条第3項)。
  4. (4)許可は不要。貨物を看守するため必要な最小限度の人員は,荷台に乗車させることができる(同法第55条第1項ただし書)。
引っかけ:積載物の長さ・幅の制限は,2022年5月の改正で「長さは自動車の長さの1.1倍まで,幅は自動車の幅まで」から「長さ・幅とも1.2倍まで(はみ出しは前後・左右それぞれ10分の1まで)」に緩和された。制限外積載の許可は出発地を管轄する警察署長が行う。
現行法令との関係:道路交通法施行令第22条は,令和4年政令第16号(2022年5月13日施行)で積載物の長さ・幅の制限が緩和された。本試験の(3)はこれに合わせて改訂している。

問題改訂の内容

本試験の(3)は「幅2.2mの自動車に,車体の左右に0.1mずつはみ出す幅2.4mの資材を積載して運転する場合」だった。出題当時の道路交通法施行令第22条では,積載物の幅は自動車の幅を超えてはならず(長さは自動車の長さの1.1倍まで),左右にはみ出せば制限外積載の許可が必要だった。令和4年政令第16号(2022年5月13日施行)で,積載物の幅は自動車の幅の1.2倍まで(左右のはみ出しは各自動車の幅の10分の1まで),長さは自動車の長さの1.2倍まで(前後のはみ出しは各自動車の長さの10分の1まで)に緩和された。現行の規定では(3)の幅2.4mは2.2m × 1.2 = 2.64m以下,左右のはみ出し0.1mは2.2m × 1/10 = 0.22m以下で制限内となり,許可を必要とするものがなくなる。正答が定まるよう(3)を「幅2.2mの自動車に,車体の左右に0.3mずつはみ出す幅2.8mの資材を積載して運転する場合」に改めた(幅2.8mは2.64mを超え,左右のはみ出し0.3mも0.22mを超える)。正答は本試験と同じ(3)。

  • 道路交通法施行令 第22条第3号・第4号(2022年5月13日施行)
  • 道路交通法 第57条第3項
本試験の原文(改訂前)を見る
  1. (1)長さ11mの自動車に,車体の前後に0.5mずつはみ出す長さ12mの資材を積載して運転する場合
  2. (2)荷台の高さが1mの自動車に,高さ2.7mの資材を積載して運転する場合
  3. (3)幅2.2mの自動車に,車体の左右に0.1mずつはみ出す幅2.4mの資材を積載して運転する場合
  4. (4)積載された資材を看守するため,必要な最小限度の人員として1名を荷台に乗車させて運転する場合

本試験の正答:(3)

改訂は資格試験対策.netが行ったもので、主催者によるものではありません。2026年10月時点の法令・基準にもとづきます。

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1級建築施工管理技士 第一次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.82。現行の法令・基準に照らして一部を改訂しています(本試験の原文は解説の「問題改訂の内容」)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する