空冷ヒートポンプ式パッケージ形空気調和機の特徴と、試運転時に重要な技術的事項
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題4 設問2の問題です。論点は「設備機器」(重要度C・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
空冷ヒートポンプ式パッケージ形空気調和機の特徴を解答欄の(1)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
【問題4】業務用の空冷ヒートポンプ式パッケージ形空気調和機の屋内機(天井カセット形)を事務室内に設置し、屋外機を屋上に設置する場合、次の設問1及び設問2の答えを解答欄に記述しなさい。
ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。
また、その機器の試運転時に特に重要と考え実施する技術的事項を解答欄の(2)に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
ただし、設問1に関する事項は除く。
解答欄
正解
四方弁で冷媒の流れを切り換え、1台で冷房と暖房ができる。冷却塔やボイラーが不要で燃焼もないが、外気温が低いと暖房能力が下がり、霜取り運転が必要になる。
75 字外気を熱源とするので冷却水や冷温水の設備が不要で、機器の構成が簡単である。インバーター制御で部分負荷の効率がよく、部屋ごとに運転・停止ができる。
電気で運転し燃焼しないので室内の空気を汚さない。寒冷時は暖房能力が低下し、屋外機の霜取り運転中は暖房が一時止まる。
冷房・暖房それぞれで運転し、運転電流が定格値以内であることと、吸込み空気と吹出し空気の温度差が所定の値であることを測定して確認する。
66 字冷房運転でドレンポンプが作動し、ドレン管から排水が円滑に流れて、天井内に漏れがないことを確認する。
リモコンで運転・停止、冷暖房の切換え、風量・風向の調整が正常にでき、異常な騒音や振動がないことを確認する。
製造者の指定する時間(6〜12時間程度)以上前から通電し、圧縮機のクランクケースヒーターで冷凍機油を温めてから運転を始める。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (1) 空冷ヒートポンプ式パッケージ形空気調和機は、屋外の空気を熱源(冷房時は放熱先、暖房時は採熱源)とする冷凍サイクルで、四方弁で冷媒の流れを切り換えて冷房と暖房を1台で行う。冷却塔・冷却水設備やボイラーが不要で、燃焼がないので室内空気を汚さず、インバーター制御で部分負荷時の効率がよい。一方、外気温が低いと暖房能力が下がり、屋外機の熱交換器に霜が付くと霜取り(除霜)運転が必要になる。
- (2) 試運転では、製造者の指定により運転前に通電して圧縮機を温め、冷房・暖房のそれぞれで運転して、運転電流・電圧、吸込み・吹出し空気の温度差、冷媒の運転圧力、ドレンポンプによる排水、リモコンでの運転・切換え、騒音・振動を確認する。冷媒の真空引きや機器の配置は設問1の内容なので書かない。
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令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年11月17日(日)実施) 問題4 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する