排水管(硬質ポリ塩化ビニル管、接着接合)の屋外埋設の留意事項(切断・接合・敷設・埋戻し)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題3の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
排水管(硬質ポリ塩化ビニル管、接着接合)を屋外埋設する場合の留意事項を解答欄に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
記述する留意事項は、次の(1)〜(4)とし、それぞれ解答欄の(1)〜(4)に記述する。
ただし、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。
(1) 管の切断又は切断面の処理に関する留意事項
(2) 管の接合に関する留意事項
(3) 埋設配管の敷設に関する留意事項
(4) 埋戻しに関する留意事項
解答欄
正解
管は管軸に対して直角に切断し、切り口のばり・まくれを取って平滑にし、外面を軽く面取りする。
45 字切断位置の全周に標線を引き、塩ビ管用のこぎり等で管軸に直角に切断して、内外面のばりを除去する。
切断後は面取り器で外面を面取りし、差し込むときに接着剤がかき取られないようにする。
差口に標準差込み長さの標線を付け、接着剤を薄く均一に塗って速やかに標線まで差し込み、そのまま保持する。
51 字受口内面と差口外面の油脂分や汚れを除いてから接着剤を塗り、呼び径50以下は30秒以上、65以上は60秒以上保持する。
接着剤を塗りすぎず、差込み後ははみ出した接着剤をふき取り、硬化するまで接合部に無理な力をかけない。
根切り底を管の下端より100mm程度深く掘って山砂等を敷き突き固め、所定の勾配で管をなじみよく布設する。
52 字管の埋設深さは、車両の通る場所では管の上端より600mm以上、それ以外では300mm以上とする。
桝と桝の間は一定の勾配で直線に配管し、受口を上流側に向けて、逆勾配やたるみのないように布設する。
給水管と平行に埋設する場合は、水平間隔を500mm以上とし、排水管を給水管の下方に埋設する。
管の周囲は山砂の類で埋め戻し、管が移動しないよう管の中心線程度まで十分に突き固めた後、良質土で埋め戻す。
52 字埋戻しの前に満水試験等で漏れがないことと管の勾配を確認し、管の上は厚さ300mm程度ごとに締め固める。
管に石やがれきが当たらないよう管の周囲は砂で埋め戻し、管の両側を均等に突き固めて管の変形を防ぐ。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (1) 管は、断面が変形しないよう管軸心に対して直角に切断し、切り口は平滑に仕上げる(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.5.1(1))。塩ビ管の接着接合では、切断後に面取りを行う(同第2編2.5.9。呼び径13〜30は1mm、40・50は2mm、65以上は2mm以上)。面取りがないと、差し込むときに受口内の接着剤がかき取られて接着不良になる。
- (2) 排水用の塩ビ管の接着接合は、給水管と同じ方法で行う(同第2編2.5.9(2))。受口内面及び差口外面の油脂分等を除去し、差口外面の標準差込み長さの位置に標線を付ける。受口内面と差口外面に専用の接着剤を薄く均一に塗布し、速やかに標線位置まで差し込み、そのまま保持する。保持時間は呼び径50以下は30秒以上、65以上は60秒以上とする。はみ出した接着剤はふき取る(同第2編2.5.9(1))。
- (3) 排水管に塩ビ管を埋設する場合、呼び径300以下では根切り底を管の下端より100mm程度深く根切りし、切込み砕石・切込み砂利又は山砂の類をやりかたにならい敷き込み、突き固めた後、管をなじみ良く布設する(同第2編2.7.1(6))。管の地中埋設深さは、車両道路では管の上端より600mm以上、それ以外では300mm以上とする(同第2編2.7.2)。給水管と平行に埋設するときは水平実間隔を500mm以上とし、給水管を排水管の上方とする(同第2編2.7.1(1))。
- (4) コンクリート管以外の管を埋設する場合は、管に損傷を与えないよう山砂の類で管の周囲を埋め戻した後、掘削土の良質土で埋め戻す(同第2編2.7.1(5))。埋戻しは、管が移動しないように管の中心線程度まで埋め戻して十分充塡した後、所定の埋戻しを行う(同第2編2.7.1(6))。埋め戻す前に、勾配と接合部の漏れがないことを確認しておく。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年11月15日(日)実施) 問題3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する