令和7年度 問題1 設問1論点:配管の施工重要度 A未着手

配管・ダクト・機器の施工(○×)

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年12月7日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の(1)〜(5)の記述について、適当な場合には○を、適当でない場合には×を記入しなさい。

【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

(1) 呼び径25以下のステンレス鋼管をベンダー加工する場合の曲げ半径は、直径の2倍以上とする。

(2) 配管、ダクト、機器等の天井吊下げ用アンカーボルトには、接着系のあと施工アンカーは使用しない。

(3) 局部震度法による設備機器に対する地震力は、下階に比べ上階ほど大きくなり、機器据付け用のアンカーボルトの引抜き力も大きくなる。

(4) 複式伸縮管継手を使用する場合は、当該伸縮管継手の直近で伸縮する配管を固定し、伸縮管継手本体は固定しない。

(5) 横走り配管に取り付ける筒状保温材の合せ目は、配管の横側を避け、垂直上下面に位置するようにする。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

(1)×
(2)○
(3)○
(4)×
(5)×

解き方

  1. (1) は×。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 第2編2.5.7(5) により、呼び径25Su以下のステンレス鋼管は現場で専用工具を用いて曲げ加工ができるが、曲げ半径は管径の4倍以上とする。2倍では曲げ部に偏平やしわが生じやすい。
  2. (2) は○。天井スラブの下面に上向きに取り付け、常に引張力がかかる吊りボルト用のアンカーには、接着系あと施工アンカーを使用しない。樹脂は火災時の熱やクリープで付着力が低下するおそれがあるためで、公共建築設備工事標準図(形鋼振れ止め支持部材選定表の注)でも、吊り用のインサート金物は鋼製インサート金物又はおねじ形メカニカルアンカーとしている。
  3. (3) は○。局部震度法の設計用水平震度KH = Z・Ksの設計用標準震度Ksは、地階・1階より中間階、中間階より上層階・屋上のほうが大きい(建築設備耐震設計・施工指針)。地震力FH = KH・Wが大きくなれば、転倒モーメントが増えてアンカーボルト1本当たりの引抜き力も大きくなる。
  4. (4) は×。複式伸縮管継手は継手本体を固定し、両側の配管が軸方向に伸縮できるよう、継手の近くにガイド(振れ止め)を設ける。配管の固定点は伸縮を吸収させる区間の両端に置く。単式伸縮管継手では継手の一端の近くで配管を固定する。
  5. (5) は×。横走り管の筒状保温材の抱合せ目地は、管の垂直上下面を避けて横側に位置させるのが保温施工の原則である。上面は雨水や結露水が入りやすく、下面は保温材の自重で目地が開きやすいためである。なお、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編3.1.3(2) は、重ね部の継目を同一線上に並べないことを定めている。
引っかけ:(4) は単式と複式で固定する位置が逆になる。複式は継手本体を固定、単式は配管を固定する。(5) は「上下面を避けて横側」が正しく、問題文は上下と横を入れ替えている。

同じ論点の過去問

令和7年度の前後の問題

1級管工事施工管理技士 第二次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年12月7日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する