令和4年度 問題1 設問1論点:配管の施工重要度 A未着手

ボイラー・配管・ダクト・吹出口の施工(○×)

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の(1)〜(5)の記述について、適当な場合には○を、適当でない場合には×を記入しなさい。

【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

(1) ゲージ圧が0.1MPaを超える温水ボイラーを設置する際、安全弁その他の附属品の検査及び取扱いに支障がない場合を除き、ボイラーの最上部からボイラーの上部にある構造物までの距離は、0.8m以上とする。

(2) Uボルトは、配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいため、配管の固定支持には使用しない。

(3) 配管用炭素鋼鋼管を溶接接合する場合、管外面の余盛高さは3mm程度以下とし、それを超える余盛はグラインダー等で除去する。

(4) アングルフランジ工法ダクトでは、低圧ダクトか高圧ダクトかにかかわらず、横走りダクトの吊り間隔は同じとしてよい。

(5) シーリングディフューザー形吹出口では、一般的に、中コーンが上にあるとき、気流は天井面に沿って水平に拡散する。

解答欄

それぞれの空欄に当てはまるものを選んで「採点する」を押してください。

正解

(1)×
(2)○
(3)○
(4)○
(5)×

解き方

  1. (1) は×。ボイラー及び圧力容器安全規則第20条第1項により、ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離は1.2メートル以上とする(安全弁その他の附属品の検査及び取扱いに支障がないときを除く)。ゲージ圧0.1MPaを超える温水ボイラーは小型ボイラー・簡易ボイラーに当たらない規模であればこの規定を受ける。0.8mでは不足する。なお、本体を被覆していないボイラー等の外壁から壁・配管等までの距離は0.45メートル以上(同条第2項)。
  2. (2) は○。Uボルトは管を支持金物に押し付けるだけで、管軸方向の滑りやねじれを止める力が小さい。配管の伸縮を受け止める固定点には、管に溶接した形鋼や固定金物(アンカー)を用い、Uボルトは振れ止めやガイド程度の支持に用いる。
  3. (3) は○。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 第2編2.5.15.12(2) により、溶接部の管外面の余盛りの高さは3mm以下とする。余盛りが高すぎると応力集中や保温・塗装の不具合の原因になるので、超える部分はグラインダー等で除去する。
  4. (4) は○。同仕様書 第3編(ダクトの取付け)2.2.2.2により、アングルフランジ工法ダクトの横走りダクトは、低圧ダクト・高圧ダクトの区別なく吊り間隔3,640mm以下ごとに吊る。コーナーボルト工法では、スライドオンフランジ工法3,000mm以下、共板フランジ工法2,000mm以下と工法によって異なる。
  5. (5) は×。シーリングディフューザー(アネモ形吹出口)は、中コーンを下げると吹出し気流が外側のコーンに沿って天井面に沿う水平吹出しとなり、中コーンを上げると気流が下向き(垂直方向)に吹き出す。一般に冷房時は中コーンを下げて水平吹出し、暖房時は上げて下向き吹出しとする。問題文は上下が逆である。
引っかけ:(1) は「0.45m」(側面)と「1.2m」(上部)の取り違えを誘う数値ではなく、0.8mという中途半端な値になっている。上部は1.2m以上と覚える。(5) は中コーンの上下と気流の向きが入れ替えてある。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する