令和7年度 問題A No.7論点:熱工学重要度 A配点 1点未着手

湿り空気線図(水スプレー加湿の状態変化)

これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題A No.7の問題です。論点は「熱工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図に示す湿り空気線図において、湿り空気Aに水スプレーで加湿した場合の状態変化として、適当なものはどれか。

湿り空気線図。横軸は乾球温度t〔℃〕、縦軸(右側)は絶対湿度x〔kg/kg(DA)〕。左上に飽和空気線と、右下がりの比エンタルピーh〔kJ/kg(DA)〕の目盛線がある。点Aから4本の矢印が出ている。①は右上向き(乾球温度と絶対湿度がともに上がる)、②は真上向き(乾球温度一定で絶対湿度が上がる)、③は左上向き(乾球温度が下がり絶対湿度が上がる)、④は真左向き(絶対湿度一定で乾球温度が下がる)。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) ③

解き方

  1. 水スプレーによる加湿(断熱加湿・水噴霧加湿)では、噴霧した水が蒸発するときの蒸発潜熱を空気から奪うため、乾球温度が下がり絶対湿度が上がる。
  2. このとき空気の比エンタルピーはほとんど変化せず、状態は湿球温度一定の線(ほぼ等比エンタルピー線)に沿って左上に移動する。
  3. よって、左上向きの③が適当である。真上向きの②や右上向きの①は蒸気加湿の変化である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。乾球温度と絶対湿度がともに上がる変化であり、温水噴霧や加熱を伴う加湿の変化である。
  2. (2)適当でない。乾球温度一定で絶対湿度が上がる変化であり、蒸気加湿の変化に近い。
  3. (3)適当。水スプレーによる加湿は湿球温度一定の線に沿って乾球温度が下がり、絶対湿度が上がる。
  4. (4)適当でない。絶対湿度一定で乾球温度が下がる変化であり、顕熱のみの冷却である。
引っかけ:水噴霧は「温度が下がりながら加湿」、蒸気加湿は「温度ほぼ一定で加湿(真上)」である。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題A No.7。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する