伝熱(熱伝導・熱放射・熱伝達・熱通過)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題A No.6の問題です。論点は「熱工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
伝熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 固体壁両側の流体間の熱通過による熱移動量は、固体壁の厚さの2乗に反比例する。
解き方
- 固体壁を通しての熱通過量は Q = K × A × Δt で表され、熱通過率Kは 1/K = 1/α1 + L/λ + 1/α2(L:壁厚、λ:熱伝導率、α1・α2:両側の熱伝達率)から求める。
- 壁の厚さLは熱抵抗L/λとして1乗で効くので、熱通過量が壁厚の2乗に反比例することはない。(4)が適当でない。
- なお、熱伝導はフーリエの法則により温度勾配に比例し、黒体の放射エネルギーはステファン・ボルツマンの法則により絶対温度の4乗に比例する。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。フーリエの法則により、熱伝導による熱量は温度勾配に比例する。
- (2)適当。ステファン・ボルツマンの法則により、黒体の放射エネルギーは絶対温度の4乗に比例する。
- (3)適当。熱伝達率は流速や伝熱面の形状・寸法、流体の物性などで変わる。
- (4)適当でない。壁厚は熱抵抗L/λとして1乗で効き、熱通過量が壁厚の2乗に反比例することはない。
引っかけ:単一の平板壁の熱伝導だけなら熱量は壁厚に反比例(1乗)する。「2乗」が誤りの目印である。
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論点ページ:熱工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題A No.6。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する