ベルヌーイの定理(管路の流速)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題A No.3の問題です。論点は「流体工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示す水平な管路内を空気が流れる場合において、B点の空気の速度として、適当なものはどれか。
ただし、A点の全圧は80 Pa、B点の静圧は10 Pa、空気の密度は1.2 kg/m³ とする。

解答欄
正解
正解:(3) 10 m/s
解き方
- A点の全圧80Paから圧力損失10Paを差し引くと、B点の全圧は80 − 10 = 70Paである。
- B点の動圧は 全圧 − 静圧 = 70 − 10 = 60Paである。
- 動圧Pv = ρv² / 2より、v = √(2Pv / ρ) = √(2 × 60 / 1.2) = √100 = 10m/sとなる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。3m/sでは動圧は1.2 × 3² / 2 = 5.4Paにしかならない。
- (2)適当でない。5m/sでは動圧は15Paであり、60Paに合わない。
- (3)適当。B点の動圧60Paからv = √(2 × 60 / 1.2) = 10m/sとなる。
- (4)適当でない。15m/sでは動圧は135Paとなり、B点の全圧70Paを超える。
引っかけ:圧力損失を差し引くのを忘れると、動圧70Paから約10.8m/sとなり迷う。全圧=静圧+動圧の関係を順に使う。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.2ダルシー・ワイスバッハの式(圧力損失の比較)
令和8年度 問題A No.3連続の式(縮小管の風速)
令和8年度 問題A No.4流体の用語(ウォーターハンマーとサージング)
令和7年度 問題A No.2レイノルズ数と層流になる条件
令和7年度 問題A No.3ベルヌーイの定理(点Aの静圧)
論点ページ:流体工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題A No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する