トリチェリの定理(噴出速度と水位)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題A No.2の問題です。論点は「流体工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示す水槽において、流出孔から水面までの高さHが3倍の3Hになったとき、側壁の流出孔からの噴出速度の変化の倍率として、適当なものはどれか。
ただし、流出孔に比べて水槽は十分大きく、速度係数は水位の変化に関係なく一定とする。

解答欄
正解
正解:(1) √3 倍
解き方
- トリチェリの定理により、流出孔からの噴出速度はv = Cv × √(2gH) で表される(Cvは速度係数、gは重力加速度)。
- 高さが3Hになるとv' = Cv × √(2g × 3H) = √3 × Cv × √(2gH) となり、噴出速度は √3倍(約1.73倍)になる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。噴出速度は水頭の平方根に比例するので √3倍になる。
- (2)適当でない。3倍になるのは水頭(高さ)であり、速度は √3倍である。
- (3)適当でない。速度は水頭の平方根に比例するので6倍にはならない。
- (4)適当でない。9倍は速度が3倍のときの水頭の倍率であり、逆の関係である。
引っかけ:速度は高さの平方根に比例する。流量も断面積が同じなら √3倍になる。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.2ダルシー・ワイスバッハの式(圧力損失の比較)
令和8年度 問題A No.3連続の式(縮小管の風速)
令和8年度 問題A No.4流体の用語(ウォーターハンマーとサージング)
令和7年度 問題A No.2レイノルズ数と層流になる条件
令和7年度 問題A No.3ベルヌーイの定理(点Aの静圧)
論点ページ:流体工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題A No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する