流体の性質(粘性・レイノルズ数・定常流)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題A No.4の問題です。論点は「流体工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) ニュートン流体では、摩擦応力は境界面と垂直方向の速度勾配に動粘性係数を乗じたものとなる。
解き方
- ニュートン流体では、摩擦応力(せん断応力)τは境界面に垂直な方向の速度勾配du/dyに比例し、τ = μ × du/dyで表される。比例定数μは粘性係数(粘度)である。
- 動粘性係数ν(=μ/ρ)を乗じるとしている(1)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。速度勾配に乗じるのは粘性係数μであり、動粘性係数νではない。
- (2)適当。気体の粘性係数は温度の上昇とともに大きくなる(液体は逆に小さくなる)。
- (3)適当。レイノルズ数Re = vd/νは慣性力と粘性力の比で、平均流速vに比例する。
- (4)適当。各点の状態が時間的に変化しない流れを定常流という。
引っかけ:粘性係数μと動粘性係数ν=μ/ρの取り違えに注意する。気体と液体で粘性の温度特性が逆になる点もよく問われる。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.2ダルシー・ワイスバッハの式(圧力損失の比較)
令和8年度 問題A No.3連続の式(縮小管の風速)
令和8年度 問題A No.4流体の用語(ウォーターハンマーとサージング)
令和7年度 問題A No.2レイノルズ数と層流になる条件
令和7年度 問題A No.3ベルヌーイの定理(点Aの静圧)
論点ページ:流体工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題A No.4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する