室内の空気環境(CO₂・CO・酸素濃度)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題A No.3の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
室内の空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 空気中の一酸化炭素濃度が2%になると、20分程度で人体に頭痛、目まいが生じる。
解き方
- 一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと強く結び付き、低い濃度でも中毒を起こす。おおよそ0.16%で20分程度で頭痛・目まい、1.28%で1〜3分で死亡するとされる。
- 濃度2%は短時間で死亡に至る濃度であり、「20分程度で頭痛、目まい」とする(2)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。二酸化炭素濃度が20%程度以上になると中枢神経が麻痺し、致命的となる。
- (2)適当でない。一酸化炭素濃度2%では数分以内に死亡するおそれがある。頭痛・目まいが20分程度で生じるのは0.1%台の濃度である。
- (3)適当。燃焼器具の周囲の酸素濃度が低下すると不完全燃焼が進み、一酸化炭素が急激に発生する(一般に18〜19%程度が目安とされる)。
- (4)適当。人体からの二酸化炭素発生量は代謝量に比例し、作業が激しいほど多くなる。
引っかけ:一酸化炭素は「%」の単位で出てきたら致死的と考えてよい。建築物衛生法の管理基準は6ppm(0.0006%)以下である(2022年4月から。それ以前は10ppm以下)。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.1夏至の日の鉛直面の終日直達日射量
令和8年度 問題A No.8日本の温室効果ガス排出量の推移(二酸化炭素)
令和8年度 問題A No.10音・振動・腐食(NC曲線・防振材料)
令和7年度 問題A No.1暑さ指数(WBGT)と熱中症患者発生率(グラフ)
令和7年度 問題A No.8温熱環境(PMV・clo・met)
論点ページ:環境工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年9月12日(日)実施) 問題A No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する