舗装の破損および補修
これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和5年度(2023年6月25日(日)実施) 問5の問題です。論点は「維持修繕」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
舗装の破損および補修に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な語句を、下記の〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。
〔語句〕 ① 温度応力 疲労 アスファルトの劣化
② チップシール シール材注入 バーステッチ
③ 平たん性の低下 すべり抵抗性の低下 浸透水量の低下
④ リフレクションクラック ヘアクラック わだち割れ
⑤ 骨材飛散 ポンピング ブリスタリング
(1) アスファルト舗装において横方向に発生する線状ひび割れには、下層の施工継ぎ目の影響によるひび割れや[①]によるひび割れなどがある。
(2) アスファルト舗装の表面処理工法には、[②]、スラリーシール、フォグシールなどがある。
(3) [③]の原因には、主に路床・路盤などの支持力が不均質なことによる不同沈下や凍上などが挙げられる。
(4) コンクリート舗装を加熱アスファルト混合物でオーバーレイする場合、目地部やひび割れが影響して表層に[④]が生じやすい。
(5) ポーラスアスファルト舗装の代表的損傷の一つである[⑤]は、タイヤのねじりやタイヤチェーンの打撃などによって発生する。
解答欄
正解
| ① | 温度応力 |
|---|---|
| ② | チップシール |
| ③ | 平たん性の低下 |
| ④ | リフレクションクラック |
| ⑤ | 骨材飛散 |
解き方
- ①:アスファルト舗装の横断方向の線状ひび割れには、下層の施工継目の影響によるものと、低温時の収縮による温度応力によるもの(低温ひび割れ)がある(舗装施工便覧 維持修繕編、舗装設計便覧の破損の分類)。疲労によるひび割れは亀甲状・車輪走行位置の縦断方向に出やすい。
- ②:表面処理工法には、チップシール(シールコート)、スラリーシール、フォグシール、マイクロサーフェシング、カーペットコートなどがある。シール材注入はひび割れの補修、バーステッチはコンクリート版のひび割れ補修の工法である。
- ③:縦断方向の凹凸など平たん性の低下は、路床・路盤の支持力の不均一による不同沈下や凍上、構造物との境界部の段差などで起こる。
- ④:コンクリート版の上にアスファルト混合物でオーバーレイすると、版の目地やひび割れの動きが上に伝わり、表層にリフレクションクラックが生じやすい。
- ⑤:ポーラスアスファルト舗装の代表的な損傷は骨材飛散で、据え切りなどタイヤのねじりやタイヤチェーンの打撃で起こりやすい。ほかに空隙づまり・空隙つぶれがある。
引っかけ:①の「疲労」はひび割れの原因として正しいが、横断方向の線状ひび割れとしては温度応力。⑤のポンピングはコンクリート舗装の損傷。
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論点ページ:維持修繕の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和5年度(2023年6月25日(日)実施) 問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する