既設舗装の維持修繕
これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問5の問題です。論点は「維持修繕」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
既設舗装の維持修繕に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な語句を、下記の〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。
〔語句〕 打換え 応急 グルービング 構造 シーリング すべり抵抗性 切削 たわみ性 Dクラック バーステッチ 表面処理 ヘアクラック 平たん性 リフレクションクラック 予防
(1) アスファルト舗装の打換え工法では、表層の施工は、[①]を確保するために、ある程度の面積にまとめてから行うことが望ましい。
(2) アスファルト舗装のオーバーレイ工法では、[②]の発生を抑制・遅延させる場合には、クラック抑制シートの設置や応力緩和層としての砕石マスチック層の採用などを検討する。
(3) 表層に発生したひび割れの程度が大きい場合は、路床、路盤の破損の可能性が高いので、[③]工法の選定が望ましい。
(4) アスファルト舗装の維持修繕工法は、その工法が全層に及ぶ[④]的対策を目的としたものと、主として表層のみの機能的対策を目的としたものとに分かれる。
(5) コンクリート舗装の目地部において、目地材がはみ出し飛散した場合には、[⑤]工法が適用される。
解答欄
正解
| ① | 平たん性(平坦性 も正解) |
|---|---|
| ② | リフレクションクラック(リフレクションクラック(反射ひび割れ) も正解) |
| ③ | 打換え |
| ④ | 構造 |
| ⑤ | シーリング |
解き方
- ① 舗装施工便覧の打換え工法。小面積の表層を個別に施工すると継目が多くなり平たん性が悪くなるので、表層の施工はある程度の面積にまとめてから行うことが望ましい。
- ② オーバーレイ後に既設舗装のひび割れや目地が上層に伝わって生じるひび割れがリフレクションクラックで、その発生を抑制・遅延させるにはクラック抑制シートの設置や応力緩和層(砕石マスチック層など)の採用を検討する。
- ③ 表層のひび割れの程度が大きい場合は路床・路盤まで破損している可能性が高いので、表層だけの対策(オーバーレイ・表面処理)ではなく、打換え工法を選ぶのが望ましい。
- ④ 維持修繕工法は、全層に及ぶ構造的対策(打換え・オーバーレイ等の修繕)と、主として表層だけを対象とする機能的対策(表面処理・切削・パッチング等)に分かれる。
- ⑤ コンクリート舗装の目地材がはみ出したり飛散したり、硬化・老化して機能を失った場合は、古い目地材を除去して注入目地材を充填し直すシーリング工法を適用する。
引っかけ:③を「切削」や「表面処理」としない(ひび割れの程度が大きいのは路床・路盤の破損の兆候)。④の「予防」的維持は別の分け方の用語。⑤の「バーステッチ」はコンクリート版の縦ひび割れ(ひび割れの拡大防止)に使う工法で、目地材の補修ではない。
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論点ページ:維持修繕の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する