平成30年度 問1論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(舗装工事)

これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した舗装工事のうちから1つを選び、その工事について下記の(1)〜(4)の問に答えなさい。

(1) 舗装工事名:工事名を明確に記述しなさい。(例:県道○○線○○舗装工事)

(2) 工事内容:工事の発注者、工期、主な工種、施工量を記述しなさい。

(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を明確に記述しなさい。

(4) その舗装工事の施工に当たって、①留意した施工管理上の課題を78文字以内で、②現場で実施した対策を218文字以内で、次の欄に簡潔に記述しなさい。

解答欄

0 / 35 字
0 / 15 字
0 / 20 字
0 / 15 字
0 / 15 字
0 / 35 字
0 / 78 字
0 / 218 字

ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

工事名の記述例

令和5年度 市道○○線道路改良工事(舗装工)

22 字
別解

令和5年度 県道○○線舗装補修工事

令和6年度 町道○○線舗装打換え工事

発注者の記述例

○○市建設部道路課

9 字
別解

○○県△△土木事務所

○○県△△町

工期( 年 月〜 年 月)の記述例

令和5年5月〜令和5年9月

13 字
別解

令和5年10月〜令和6年1月

令和6年6月〜令和6年9月

主な工種の記述例

下層・上層路盤工、表層工

12 字
別解

切削オーバーレイ工

舗装打換え工、区画線工

施工量の記述例

舗装工 4,200m²

11 字
別解

切削・舗設 7,200m²

舗装打換え 2,600m²

施工管理上の立場の記述例

現場代理人

5 字
別解

工事主任(施工管理担当)

主任技術者

①課題の記述例

梅雨期に上層路盤の粒度調整砕石を施工するため、降雨で含水比が高くなって締固め不足とならないよう、所要の締固め度を確保することが品質管理上の課題であった。

76 字
別解

夜間の車線規制が21時から翌朝6時に限られる中、切削オーバーレイ7,200m²を工期内に終えるため、1夜の施工量を確保することが工程管理上の課題であった。

幅員6mの町道を片側交互通行で打ち換えるため、一般車両の規制帯への進入と、バックホウやダンプトラックと作業員との接触を防ぐことが安全管理上の課題であった。

②対策の記述例

①粒度調整砕石の仮置き場をシートで覆い、敷均し前に含水比を測定して最適含水比付近にあることを確認した。②1層の仕上がり厚さを15cm以下とし、試験施工で定めた回数(マカダムローラ、タイヤローラ各6回)を守って締め固めた。③降雨が予想される日は敷均しを行わず、転圧済みの面は横断勾配を付けて雨水を排水した。④現場密度試験を1,000m²ごとに3孔行い、締固め度93%以上であることを確認してから次の層に進んだ。

204 字
別解

①切削機を切削幅2m級の大型機に替え、切削と舗設を同じ夜に終える作業とした。②1夜の施工量を480m²と定め、規制設置30分、切削2.5時間、舗設2.5時間、交通開放前の冷却1時間の時間割を作り、作業員に周知した。③合材工場と出荷時刻を前日に決め、ダンプトラック6台を切れ目なく配車して待ち時間をなくした。④毎朝、出来高を累計工程表に記入して15夜の計画との差を確認し、遅れた場合は翌夜の施工延長を増やして取り戻した。

①規制区間の両端に交通誘導警備員を各1名配置し、無線で連絡を取り合って交互通行を誘導した。②規制帯はセイフティコーンを5m間隔に並べてコーンバーでつなぎ、手前100mに工事予告標識を設けた。③バックホウの旋回範囲をカラーコーンで囲い、作業中は作業半径内への立入りを禁止した。④ダンプトラックの後退時は専任の誘導員を配置し、誘導員の合図なしに後退させないことを毎朝の打合せで周知した。

要点(書けていたものにチェック)工事名発注者工期( 年 月〜 年 月)主な工種施工量施工管理上の立場①課題②対策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. 問1は必須問題で、実際に携わった舗装工事について、工事名・工事内容(発注者・工期・主な工種・施工量)・施工管理上の立場を書き、施工管理上の課題を78字以内、現場で実施した対策を218字以内で書く。管理項目の指定は無いが、工程管理・出来形管理・品質管理・安全管理のどれの課題かを文中で明示すると採点者に伝わりやすい。
  2. 課題は「工事の状況(時期・数量・条件)→ なぜ問題になるか → ○○管理上の課題」の1文にまとめる。78字は短いので、状況は数値1〜2個に絞る。対策は課題の原因に対応させ、①②…と2〜4項目に分けて、数値(厚さ・回数・規格値・間隔・人数など)と方法を具体的に書く。
  3. 記述例の根拠:粒度調整砕石の上層路盤は1層の仕上がり厚さ15cm以下(振動ローラ使用時は上限20cm)、最適含水比付近で締め固め、締固め度は最大乾燥密度の93%以上(舗装施工便覧)。切削オーバーレイの交通開放は舗装表面温度50℃以下が目安。工程の記述例は7,200m²÷480m²/夜=15夜で計画と一致させている。
  4. ここに示した3つの記述例は当サイトが作成した架空の工事で、実在の工事・発注者とは関係ない。工事名・工期・工種・施工量は、課題・対策の内容(季節、夜間施工、面積など)と矛盾しないように書く。
引っかけ:課題と対策が対応していない答案、対策が「注意した」「徹底した」だけで数値や方法が無い答案は減点されやすい。課題に結果や対策を書き込んで字数を使い切らない。字数は句読点・数字・記号も1マスに数え、78字・218字を超えない(マスからはみ出した分は採点されない)。

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出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する