アスファルト舗装の破損と維持修繕
これは2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問5の問題です。論点は「維持修繕」(重要度B・解答の形は穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト舗装の破損と維持修繕に関する次の文章の①〜⑤に当てはまる適当な語句を、下記の〔語句〕から選び、解答欄に記入しなさい。
〔語句〕 シール材注入 排水性トップコート 表層・基層打換え サンドイッチ わだち部オーバーレイ カーペットコート スタビライザ シールコート 表面処理機械 薄層オーバーレイ ヘアクラック Dクラック 路面切削機械 リフレクションクラック
(1) 流動によるわだち掘れが大きい場合は、その原因となっている層を除去しないと再び流動する可能性があるため、[①]工法を選定する。
(2) [②]工法は、比較的幅の広いひび割れに注入目地材などを充填する工法である。
(3) オーバーレイを行う際に、下層にある既設アスファルト舗装にひび割れが発生していると、早期に[③]と呼ばれているひび割れが表層に進行する場合がある。
(4) 打換え工法では、ある程度大きな規模で既設表層および基層を撤去する場合には、[④]を利用するとよい。
(5) [⑤]工法は、ポーラスアスファルト舗装の表面に特殊な樹脂を散布し、耐摩耗性や骨材飛散などに対する耐久性を向上させるものである。
解答欄
正解
| ① | 表層・基層打換え(表層・基層打換え工法 も正解) |
|---|---|
| ② | シール材注入 |
| ③ | リフレクションクラック |
| ④ | 路面切削機械(路面切削機 も正解) |
| ⑤ | 排水性トップコート |
解き方
- ①:流動によるわだち掘れが大きい場合は、流動した層を残すと再び流動するおそれがあるため、原因となっている層を除去する表層・基層打換え工法を選ぶ。わだち部オーバーレイは、主に摩耗によるわだち掘れの応急的な補修である。
- ②:シール材注入工法は、比較的幅の広いひび割れに注入目地材などを充填する維持工法である。ヘアクラックなど細いひび割れには表面処理(シールコートなど)が用いられる。
- ③:既設舗装のひび割れや目地の上にオーバーレイすると、その動きにより早期に上層にひび割れが伝わる。これをリフレクションクラックという。
- ④:打換え工法で、ある程度大きな規模で既設の表層・基層を撤去する場合は、路面切削機械(路面切削機)を利用すると効率がよく、撤去端部もきれいに仕上がる。
- ⑤:排水性トップコート工法は、ポーラスアスファルト舗装の表面に特殊な樹脂を散布し、空隙を保ったまま骨材の把握力を高めて耐摩耗性や骨材飛散に対する耐久性を向上させる工法である。
引っかけ:①はわだち部オーバーレイと迷いやすい。③のヘアクラックは転圧時などに表層に生じる細いひび割れで、下層のひび割れが伝わるものではない。Dクラックはコンクリート舗装の目地付近に生じる耐久性ひび割れで、別物である。
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論点ページ:維持修繕の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した2級舗装施工管理技術者 応用試験 平成29年度(2017年6月25日(日)実施) 問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する