耐摩耗対策の混合物・アスファルト・試験
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和元年度(2019年6月23日(日)実施) 問3 (1)の問題です。論点は「アスファルト・混合物の材料」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト舗装の耐摩耗対策を行う場合、①表層に適した混合物の種類、②適用性が高いアスファルトの種類、③混合物の耐摩耗性を確認するための試験の名称を解答欄にそれぞれ記入しなさい。また、④設計アスファルト量の設定における留意事項を解答欄に1つ簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
①表層に適した混合物の種類 模範解答
密粒度ギャップアスファルト混合物
16 字別解
砕石マスチック混合物(SMA)
密粒度アスファルト混合物(13F)
細粒度ギャップアスコン(13F)
②適用性が高いアスファルトの種類 模範解答
ポリマー改質アスファルト
12 字別解
ポリマー改質アスファルトⅡ型
ポリマー改質アスファルトⅠ型
③混合物の耐摩耗性を確認するための試験の名称 模範解答
ラベリング試験
7 字別解
回転式すり減り試験(ラベリング試験)
④設計アスファルト量の設定における留意事項 模範解答
耐流動性を損なわない範囲で、共通範囲の中央値より多めに設定する。
32 字別解
アスファルト量が少ないと摩耗しやすいので、マーシャル基準の範囲で多めに設定する。
多すぎると流動しやすいので、ホイールトラッキング試験で確認する。
要点(書けていたものにチェック)①表層に適した混合物の種類②適用性が高いアスファルトの種類③混合物の耐摩耗性を確認するための試験の名称④設計アスファルト量の設定における留意事項
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 舗装施工便覧・舗装設計施工指針の耐摩耗対策:積雪寒冷地のタイヤチェーンやスパイクタイヤによる摩耗には、粗骨材の多いギャップ粒度の混合物(密粒度ギャップアスファルト混合物(13F)など)や砕石マスチック混合物、フィラーを多くしたF付きの混合物が用いられる。
- アスファルトは骨材の把握力が大きいポリマー改質アスファルトの適用性が高い(改質アスファルトの主な用途は耐流動・耐摩耗)。
- 耐摩耗性はラベリング試験(舗装調査・試験法便覧:回転式すり減り試験)ですり減り量を測って確かめる。
- 設計アスファルト量は、アスファルト量が多いほど骨材の飛散・摩耗に強くなるので、マーシャル安定度試験の基準を満たす共通範囲のうち中央値より多めに設定する。ただし多すぎると耐流動性が低下するので注意する。
引っかけ:③はホイールトラッキング試験(耐流動性の確認)ではない。④は耐流動対策(アスファルト量を少なめ)と逆になる点に注意。
同じ論点の過去問
令和8年度 問3 (2)石油アスファルト乳剤(穴埋め)
令和8年度 問3 (4)耐流動対策の骨材粒度と設計アスファルト量
令和7年度 問3 (1)ポーラスアスファルト混合物の材料・試験・特徴
令和6年度 問3 (1)ポリマー改質アスファルトの種類と使用目的
令和6年度 問3 (2)アスファルト混合物の剥離防止策
論点ページ:アスファルト・混合物の材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和元年度(2019年6月23日(日)実施) 問3 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する