土木施工管理技士の申込手順:受検資格の確認からインターネット申込の完了まで

公開 ・執筆・編集:試験対策プロジェクトチーム(スタジオインサイト)

土木施工管理技士の申込は、1級が 3 月下旬〜4 月上旬、2級が前期 3 月上旬〜中旬・後期 7 月上旬〜下旬の短い期間に、原則インターネットで行います。第二次検定を新しい受検資格で受ける人は、申込期間の前に「個人ページ」を作って実務経験を登録しておく必要があるので、早めの準備が必要です。

手順 0:自分の受検資格の区分を確認する

令和 6 年度から受検資格が変わり、令和 10 年度までは改正前の受検資格(旧受検資格)でも受検できる経過措置が取られています。どちらで申し込むかで、申込方法(インターネットか書面か)と必要書類が変わるので、最初に自分の区分を決めます。

第一次検定だけを受ける場合

学歴・実務経験は不要で、1級はその年度中に 19 歳以上になる人、2級は 17 歳以上になる人が受けられます。申込はインターネットだけです。

第二次検定を受ける場合(新受検資格)

令和 8 年度の受検の手引によると、新受検資格では次の区分のいずれかに該当し、所定の実務経験年数が必要です。実務経験は「必要な資格に合格した後」のものを登録します。

検定区分必要な実務経験
1級 第二次1級 第一次検定の合格者合格後 5 年以上/特定実務経験 1 年以上を含む 3 年以上/監理技術者補佐としての実務経験 1 年以上
1級 第二次2級 第二次検定の合格者(かつ 1級 第一次検定の合格者)2級 第二次検定の合格後 5 年以上/特定実務経験 1 年以上を含む 3 年以上
1級 第二次技術士第二次試験(建設部門など所定の部門)の合格者合格後 5 年以上/特定実務経験 1 年以上を含む 3 年以上
2級 第二次2級 第一次検定の合格者合格後 3 年以上
2級 第二次1級 第一次検定の合格者合格後 1 年以上
2級 第二次技術士第二次試験(所定の部門)の合格者合格後 1 年以上

1級は、2級の第二次検定に合格した人が「第一次検定・第二次検定」を同じ年度に受ける区分もあります(2級合格後 5 年以上、または特定実務経験 1 年以上を含む 3 年以上)。特定実務経験の定義や、実務経験として認められる工事の内容・立場は細かく決まっているので、受検の手引の「実務経験について」の章で必ず確認してください。

旧受検資格(令和 10 年度まで)

令和 5 年度までの受検資格(学歴ごとの実務経験年数など)でも、令和 10 年度までは第二次検定を受けられます。令和 8 年度の案内では、新受検資格の新規申込はインターネット申込、旧受検資格の人には書面申込(申込用紙を購入して郵送)が案内されています。自分の区分でどの申込方法が使えるかは、受検の手引で確認してください。申込後に新・旧の区分や検定区分を変更することはできません。

受検資格の細かい条件(指定学科、実務経験の内容、証明者の要件)は年度ごとの受検の手引で確認してください。この記事は令和 8 年度の手引をもとにしています。

手順 1:申込期間をカレンダーに入れる

令和 8 年度の申込期間は次のとおりでした。例年ほぼ同じ時期ですが、年度ごとに日付は変わります。

検定申込期間(令和8年度)試験日
1級 第一次検定/第一次・第二次/第二次3月23日〜4月6日第一次 7月5日、第二次 10月4日
2級 第一次検定(前期)3月4日〜3月18日6月7日
2級 第一次検定(後期)/第二次検定7月8日〜7月22日10月25日

期間は 2 週間ほどしかありません。コンビニ払いは申込締切日の 3 日前まで、払込期限は締切日当日で、期限までに受検手数料の払込みがないと申込は無効になります。締切日ぎりぎりに申し込む場合はクレジットカード払いを選ぶのが安全です。

手順 2:インターネット申込に必要なものをそろえる

第一次検定だけを受ける場合、受検の手引で事前に準備するよう求められているのは次の 2 つです。

  1. 住民票コード(11 桁の数字)。マイナンバー(12 桁)とは別のものです。分からない場合は住んでいる自治体に問い合わせます
  2. 顔写真のデータ(JPEG 形式)。正面上半身で縦横の比率がおおむね 4:3、申請日から 6 か月以内に撮影、無背景で鮮明、帽子・サングラス・マスクなし、笑顔でないもの。試験当日の本人確認に使われ、合格証明書にも印刷されます

第二次検定を新受検資格で受ける場合は、これに加えて次が必要です。

  • 必要な資格(1級・2級の第一次検定、2級の第二次検定など)の合格番号または合格時の受検番号と、合格年度
  • 実務経験の内容(工事名、工期、従事した立場など)と、所属先の代表者などによる証明。登録前に公式サイトの確認用シートに内容をまとめて証明を受けます
  • 区分によってアップロードが必要な書類(監理技術者補佐の区分では施工体制台帳、技術士の区分では合格を証する書類)

手順 3:インターネット申込の流れ

第一次検定だけを受ける場合

全国建設研修センターのサイトから申込ページに進み、受検者の情報を入力し、顔写真をアップロードして、受検手数料をクレジットカードかコンビニで支払います。申込期間外には手続きできません。

第二次検定を新受検資格で受ける場合

  1. 「個人ページ」を作成する。申込者の基本情報と実務経験(1 件以上)を登録すると、ログイン ID が発行されます。個人ページの作成と実務経験の登録・修正は申込期間の前からできます
  2. 申込期間に、個人ページから受検申込を行う。受検者情報と、受検資格に関する情報を入力し、必要な書類をアップロードします。登録した実務経験が受検資格を満たしていないと申込は完了できません
  3. クレジットカードまたはコンビニで受検手数料を支払う。決済が完了すると受付番号が発行され、申込完了です

個人ページを作っただけでは申込にはなりません。また、申込完了後は実務経験の内容の修正・追加ができないので、登録内容は申込前に確認してください。

2 回目以降の申込(再受検)

令和 6 年度以降に新受検資格で第二次検定を受けたことがある人(第一次・第二次で申し込んで第一次だけ合格した人を含む)は、再受検申込の扱いになり、手続きが新規と異なります。受検番号が分からない場合は、再受検申込の画面から本人に限って検索できます。

手順 4:受検手数料を払う

検定受検手数料(非課税)
1級 第一次検定12,000 円
1級 第二次検定12,000 円
2級 第一次検定のみ6,000 円
2級 第二次検定のみ6,000 円
2級 第一次・第二次(同日)12,000 円

インターネット申込では、これとは別に事務手続手数料 250 円がかかります。支払いはクレジットカード(VISA・Master・JCB・アメリカン・エキスプレス・ダイナース)か、コンビニ(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・セイコーマート・ミニストップ)です。受検手数料は非課税で、インボイス対応の取引ではありません。領収書は公式サイトからダウンロードします。

第一次検定と第二次検定を同時に申し込む場合

1級は、同じ年度に第二次検定も受ける人は「第一次検定・第二次検定」の区分で申し込む必要があります。「第一次検定のみ」で申し込んで合格しても、その年度の第二次検定の申込はできません(受検の手引に明記されています)。第二次検定を同じ年に受けられる受検資格があるなら、申込の時点で第一次・第二次の区分を選んでください。

2級は、後期の第一次検定と第二次検定が同じ日(午前と午後)に行われ、同日に受ける場合の受検手数料は 12,000 円です。令和 8 年度の案内では、第一次・第二次の同日受検は旧受検資格の区分として案内されています。新受検資格の人は、2級の第一次検定に合格してから所定の実務経験を積み、第二次検定のみを受ける流れになります。

申込後の注意点

  • 申込後に検定区分(第一次のみ/第一次・第二次/第二次のみ)と、新・旧の受検資格区分は変更できません
  • 住所・氏名・本籍・受検希望地が変わったときは、所定の様式を郵送して届け出ます。インターネット(個人ページ)からは手続きできません。届け出ないと受検票や結果通知書が届かないことがあります
  • 受検票は試験の約 3 週間前に普通郵便で発送されます(令和 8 年度は 1級 第一次が 6 月 15 日、1級 第二次が 9 月 14 日、2級 前期が 5 月 18 日、2級 第二次が 10 月 5 日)。届かない場合は発送日の 1 週間後以降に問い合わせます
  • 受検を取りやめるときは、締切日(令和 8 年度の 1級 第一次は 5 月 29 日消印有効)までに受検辞退届を郵送した人に限り、郵送料などを差し引いた受検手数料が返金されます。締切後の返金はありません
  • 試験会場は受検票で知らされ、原則として変更できません。毎年同じ会場とは限りません

試験当日の持ち物と注意点 →

よくある質問

1級の第一次検定に合格したら、同じ年の第二次検定を受けられますか?

受けられません。同じ年度に第二次検定も受けるには、申込時に「第一次検定・第二次検定」の区分で申し込む必要があります。第一次検定のみで合格した場合、第二次検定は翌年度以降に受検資格(第一次検定合格後の実務経験など)を満たしてから申し込みます。

旧受検資格と新受検資格のどちらで申し込むべきですか?

令和 10 年度までは両方が使えます。令和 8 年度の案内では、新受検資格の新規申込はインターネット申込、旧受検資格の人には書面申込が案内されていました。どちらの条件を満たすかは学歴・実務経験で異なるので、受検の手引の両方の表で確認してください。申込後に区分は変更できません。

個人ページはいつ作ればよいですか?

申込期間の前から作成できます。実務経験の登録には所属先の証明が必要で時間がかかるので、申込期間が始まる前に登録を済ませておくことをおすすめします。

受検手数料は返金されますか?

締切日までに受検辞退届を郵送した場合に限り、郵送料・為替発行料を差し引いた額が返金されます。締切後に受検できなくなった場合は返金されず、手続きも不要です。

書面申込の申込用紙はどこで手に入りますか?

全国建設研修センターから郵送または窓口で購入します(令和 8 年度は 1 部 1,000 円)。販売期間は申込期間より前に始まり、申込期間と同じころに終わるので、旧受検資格で申し込む人は早めに入手してください。

あわせて読む

出典・参考:一般財団法人 全国建設研修センター 1級土木施工管理技術検定、同 2級土木施工管理技術検定、令和8年度 1級 第一次検定 受検の手引、令和8年度 1級 第二次検定(新受検資格)受検の手引、令和8年度 2級 第二次検定(新受検資格)受検の手引

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