土木施工管理技士 試験当日の持ち物と注意点

公開 ・執筆・編集:試験対策プロジェクトチーム(スタジオインサイト)

土木施工管理技士の試験は、電卓が使えず、机の上に置けるのは受検票・鉛筆またはシャープペンシル・消しゴム・時計だけです。この記事では、受検の手引に書かれている持ち物と会場のルールを確認したうえで、第一次検定と第二次検定の時間配分の組み立て方を説明します。

持ち物チェックリスト

受検の手引(令和 8 年度)で「試験当日に必要なもの」とされているのは次のとおりです。第一次検定・第二次検定とも共通です。

  • 受検票(ハガキ)。受検票がないと受検できません。紛失したときは試験当日に会場の受付で再発行の手続きができますが、顔写真つきの身分証明書が必要なので、事前に土木試験課へ問い合わせて受検番号と会場を確認しておきます
  • 筆記用具:HB の黒鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム。万年筆・ボールペンは、マークシートを機械が読み取れないため禁止です。第二次検定(記述式)でも鉛筆またはシャープペンシルで、ボールペンは禁止です
  • 時計。計算機能・辞書機能・通信機能のある時計と、携帯電話の時計機能は使えません。会場に時計があるとは限らないので、ふつうの腕時計を持っていきます
  • 昼食(1級 第一次検定)。午前と午後に分かれていて昼休みが 12 時 30 分〜13 時 35 分です。試験は日曜日で会場周辺の飲食店が休みのことがあると手引に書かれているので、持参が安全です

これに加えて、当サイトがすすめる持ち物は、受検票の控え(写真を撮っておく)、会場までの経路のメモ、暗記カードやまとめノート(試験室に入る前に見返す用)、予備の鉛筆と消しゴム、羽織るもの(会場の冷房対策)です。試験中に机の上に置けるのは「受検票・鉛筆またはシャープペンシル・消しゴム・時計」だけで、筆箱や飲み物も机に置けません。

電卓・電子機器・服装のルール

電卓等は使用できません。力学の計算問題(1級・2級とも必須 5 問)や、土量の変化率、工程表の日数計算などは手計算になります。過去問を解くときから電卓を使わず、筆算で桁をそろえる練習をしておいてください。

試験室では携帯電話などの電子機器の電源を切ってカバンにしまいます。時計代わりの使用も禁止です。帽子とイヤホンの着用も認められていません。受検票や座席票に試験問題や解答を書き写すことも禁止されています。

会場やその付近には駐車・駐輪できず、自動車・バイク・自転車での来場は断られています。公共交通機関で行き、事前に経路と所要時間を調べておきます。

入室時刻・退室の制限・問題の持ち帰り

検定来場(受検の手引の指示)入室試験時間
1級 第一次(午前)9時30分まで9時45分まで10時00分〜12時30分
1級 第一次(午後)—13時35分から説明13時45分〜15時45分
2級 第一次(前期)10時00分まで10時15分まで10時30分〜12時40分
1級 第二次12時45分まで13時00分まで13時15分〜16時00分
2級 第二次13時30分まで13時45分まで14時00分〜16時00分

試験開始前の 10〜15 分に受検に関する説明があるので、入室時刻はその前です。1級の第一次検定は、午前のみ受けた人は欠席扱いになり、午後のみの受検はできません。

退室は、試験開始後 1 時間以内と、終了時刻の 10 分前以降はできません。試験問題は、終了時刻まで在席した人のうち希望者だけが持ち帰れます。途中で退室すると持ち帰れず、机の上の問題は回収されます。解答用紙を持ち出すと不正行為になり、未提出は失格です。自己採点のために問題を持ち帰りたい人は、最後まで在席してください。2級の後期の時刻は、受検票と受検の手引で確認してください。

第一次検定の時間配分

1級:午前 150 分で 66 問から 35 問、午後 120 分で 35 問

午前の問題 A は、力学 5 問(必須)、土木一般 15 問から 12 問、専門土木 34 問から 10 問、法規 12 問から 8 問です。印刷されている 66 問のうち解答するのは 35 問で、150 分あります。1 問あたり 4 分以上使えるので時間に余裕はありますが、「どの問題を選ぶか」で迷うと時間を失います。おすすめの順番は、(1) 土木一般と法規を先に解く、(2) 専門土木は事前に決めた分野の問題だけを読む、(3) 力学は最後に落ち着いて計算する、です。専門土木の 34 問を全部読む必要はありません。

午後の問題 B は施工管理法 35 問(うち応用能力 15 問)が必須で 120 分です。1 問あたり約 3 分 25 秒です。応用能力の問題は 4 つの記述の正誤をすべて判断するので時間がかかります。先に通常の 20 問を 50 分程度で終え、残り 70 分を応用能力の 15 問と見直しに当てる配分(当サイトの目安)にすると、合格基準の 9 問を取りに行く時間を確保できます。

2級:130 分で 66 問から 45 問

2級は、力学 5 問(必須)、土木一般 11 問から 9 問、専門土木 20 問から 6 問、法規 11 問から 6 問、共通工学・施工管理法 11 問(必須)、基礎的な能力 8 問(必須)の構成で、45 問を 130 分で解きます。1 問あたり約 2 分 50 秒です。必須の 24 問を先に解き(約 60 分)、次に土木一般と法規、最後に専門土木という順で進めると、残り時間で専門土木の 6 問を落ち着いて選べます。

マークシートで落としやすい点

  • 選択問題の解答数。問題用紙に指示された数(1級の土木一般なら 12 問)を超えて解答しないこと。解いた問題の番号と、マークした行がずれていないかを分野の切れ目ごとに確認します
  • マークの濃さ。HB の鉛筆で枠を塗りつぶします。薄いマークや消し残しは機械が読み取れないことがあります。消しゴムは消し残りが少ないものを使います
  • 受検番号・氏名のマーク。開始直後に受検票を見ながら記入し、説明の指示に従います
  • 問題番号の飛び。選択問題で解かない問題があると、解答欄が飛びます。「No.20 の次に No.25 を解く」のように、飛ばした問題の行を空けたことを指で押さえて確認します
  • 見直しの順番。残り時間が少ないときは、全問を見直すのではなく、マークのずれの確認を優先します。1 行ずれると、それ以降の全問が不正解になります

当サイトの過去問ページで通しで解くときも、紙に番号と答えを書いてから入力するようにすると、本番でのマークのずれに気づきやすくなります。

第二次検定の時間配分

1級:165 分で問題 1〜11

1級の第二次検定は、問題 1(施工経験記述・必須)、問題 2・3(必須)、問題 4〜7 から選択、問題 8〜11 から選択で、165 分です。配点は公表されていませんが、問題 1 は工事概要や設問 1 が無記載だと不合格になると問題用紙に明記されているので、ここに最初の 50〜60 分を使って書き切るのが当サイトのすすめる配分です。経験記述は準備した文章を思い出して書く作業なので、事前に手書きで何分かかるかを測っておきます。残り 105 分で問題 2〜3(穴埋め中心、約 30 分)、選択問題(約 50 分)、見直し(約 15 分)です。

選択問題は、問題用紙に「2 問解答すると減点」のような注意が書かれています。解答する問題は、解答用紙の選択欄に○印を付ける必要があるので、記入漏れに注意してください。

2級:120 分で問題 1〜9

2級の第二次検定は、問題 1(施工経験記述・必須)、問題 2〜5(必須)、選択問題(1)と選択問題(2)で、120 分です。経験記述に 40〜45 分、必須の問題 2〜5 に 35 分、選択問題に 30 分、見直しに 10 分が当サイトの目安です。2級は後期の第一次検定(午前)と同じ日の午後に行われるので、昼休みに経験記述の下書きを一度見返しておくと、午後の立ち上がりが速くなります。

記述の解答欄は、空白が多いと内容不足とみなされやすいので、分かる範囲で埋めます。経験記述の分量と書き方は施工経験記述の書き方を参照してください。

よくある質問

電卓は使えますか?

使えません。受検の手引に「電卓等は使用できません」と明記されています。計算機能のある時計も不可です。力学や土量の計算は筆算になるので、過去問の段階から電卓なしで練習してください。

第二次検定はボールペンで書きますか?

いいえ。第二次検定も HB の黒鉛筆またはシャープペンシルで、万年筆・ボールペンでの記入は禁止と受検の手引に書かれています。消しゴムで書き直せるので、まず書き切ってから直す進め方ができます。

受検票を忘れたらどうなりますか?

受検票がないと受検できません。紛失した場合は、試験当日に会場の受付で顔写真つきの身分証明書を提示して再発行の手続きができます。事前に土木試験課へ問い合わせて受検番号と会場を確認しておくよう手引に書かれています。

途中で退室できますか?

試験開始後 1 時間以内と終了 10 分前以降は退室できません。それ以外の時間は退室できますが、試験問題は持ち帰れず、再入室もできません。問題を持ち帰って自己採点したい人は終了まで在席してください。

飲み物は机に置けますか?

置けません。机の上に置けるのは受検票・鉛筆またはシャープペンシル・消しゴム・時計だけです。飲み物や筆箱はカバンにしまいます。

あわせて読む

出典・参考:令和8年度 1級 第一次検定 受検の手引、令和8年度 1級 第二次検定(新受検資格)受検の手引、令和8年度 2級 第一次検定(前期)受検の手引、令和8年度 2級 第二次検定(新受検資格)受検の手引(一般財団法人 全国建設研修センター)

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