土木施工管理技士の学習スケジュール:試験日から逆算する
土木施工管理技士の学習計画は、試験日と申込期間を先にカレンダーに置き、そこから逆算して「過去問を何回分、いつまでに」を決めると立てやすくなります。この記事では、次回の試験日をもとに 3 か月・6 週間・2 週間の例を示します。
次回の試験日と、逆算の起点
まず起点になる日程です。1級は第一次検定が年 1 回(7 月上旬の日曜日)、第二次検定も年 1 回(10 月上旬の日曜日)です。2級は第一次検定が前期(6 月上旬)と後期(10 月下旬)の年 2 回で、第二次検定は後期の第一次検定と同じ日に年 1 回です。
| 級・検定 | 次回の試験日 | 申込 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 2級土木 第一次 | 令和9年度 前期・2027年6月6日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年6月上旬の日曜日) | 前期は例年3月上旬〜中旬、後期は7月上旬〜下旬(インターネット申込)。令和8年度は前期3月4日〜18日、後期7月8日〜22日でした。 | 前期は7月上旬、後期は12月上旬(令和8年度は前期7月7日、後期12月2日) |
| 1級土木 第一次 | 令和9年度・2027年7月4日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年7月上旬の日曜日) | 例年3月下旬〜4月上旬(インターネット申込)。令和8年度は3月23日〜4月6日でした。 | 8月中旬(令和8年度は8月13日) |
| 1級土木 第二次 | 令和9年度・2027年10月3日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月上旬の日曜日) | 第一次検定と同じ時期(例年3月下旬〜4月上旬)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年1月上旬(令和8年度は令和9年1月8日) |
| 2級土木 第二次 | 令和9年度・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日) | 例年7月上旬〜下旬(後期の第一次検定と同じ時期)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年2月上旬(令和8年度は令和9年2月3日) |
| 1級土木 第一次 | 令和9年度・2027年7月4日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年7月上旬の日曜日) | 例年3月下旬〜4月上旬(インターネット申込)。令和8年度は3月23日〜4月6日でした。 | 8月中旬(令和8年度は8月13日) |
| 1級土木 第二次 | 令和9年度・2027年10月3日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月上旬の日曜日) | 第一次検定と同じ時期(例年3月下旬〜4月上旬)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年1月上旬(令和8年度は令和9年1月8日) |
| 2級土木 第一次 | 令和9年度 後期・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日) | 前期は例年3月上旬〜中旬、後期は7月上旬〜下旬(インターネット申込)。令和8年度は前期3月4日〜18日、後期7月8日〜22日でした。 | 前期は7月上旬、後期は12月上旬(令和8年度は前期7月7日、後期12月2日) |
| 2級土木 第二次 | 令和9年度・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日) | 例年7月上旬〜下旬(後期の第一次検定と同じ時期)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年2月上旬(令和8年度は令和9年2月3日) |
| 1級土木 第二次 | 令和9年度・2027年10月3日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月上旬の日曜日) | 第一次検定と同じ時期(例年3月下旬〜4月上旬)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年1月上旬(令和8年度は令和9年1月8日) |
| 2級土木 第一次 | 令和9年度 後期・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日) | 前期は例年3月上旬〜中旬、後期は7月上旬〜下旬(インターネット申込)。令和8年度は前期3月4日〜18日、後期7月8日〜22日でした。 | 前期は7月上旬、後期は12月上旬(令和8年度は前期7月7日、後期12月2日) |
| 2級土木 第二次 | 令和9年度・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日) | 例年7月上旬〜下旬(後期の第一次検定と同じ時期)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年2月上旬(令和8年度は令和9年2月3日) |
| 1級土木 第一次 | 次回の日程は公表前。令和9年度(2027年7月4日(日)ごろ実施)は試験終了・結果発表待ち | 例年3月下旬〜4月上旬(インターネット申込)。令和8年度は3月23日〜4月6日でした。 | 8月中旬(令和8年度は8月13日) |
| 2級土木 第一次 | 令和9年度 後期・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日) | 前期は例年3月上旬〜中旬、後期は7月上旬〜下旬(インターネット申込)。令和8年度は前期3月4日〜18日、後期7月8日〜22日でした。 | 前期は7月上旬、後期は12月上旬(令和8年度は前期7月7日、後期12月2日) |
| 2級土木 第二次 | 令和9年度・2027年10月24日(日)ごろ(当サイトの見込み。主催者の発表前。例年10月下旬の日曜日) | 例年7月上旬〜下旬(後期の第一次検定と同じ時期)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年2月上旬(令和8年度は令和9年2月3日) |
| 1級土木 第一次 | 次回の日程は公表前。令和9年度(2027年7月4日(日)ごろ実施)は試験終了・結果発表待ち | 例年3月下旬〜4月上旬(インターネット申込)。令和8年度は3月23日〜4月6日でした。 | 8月中旬(令和8年度は8月13日) |
| 1級土木 第二次 | 次回の日程は公表前。令和9年度(2027年10月3日(日)ごろ実施)は試験終了・結果発表待ち | 第一次検定と同じ時期(例年3月下旬〜4月上旬)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年1月上旬(令和8年度は令和9年1月8日) |
| 1級土木 第一次 | 次回の日程は公表前。令和9年度(2027年7月4日(日)ごろ実施)は試験終了・結果発表待ち | 例年3月下旬〜4月上旬(インターネット申込)。令和8年度は3月23日〜4月6日でした。 | 8月中旬(令和8年度は8月13日) |
| 1級土木 第二次 | 次回の日程は公表前。令和9年度(2027年10月3日(日)ごろ実施)は試験終了・結果発表待ち | 第一次検定と同じ時期(例年3月下旬〜4月上旬)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年1月上旬(令和8年度は令和9年1月8日) |
| 2級土木 第一次 | 次回の日程は公表前。令和9年度 後期(2027年10月24日(日)ごろ実施)は試験終了・結果発表待ち | 前期は例年3月上旬〜中旬、後期は7月上旬〜下旬(インターネット申込)。令和8年度は前期3月4日〜18日、後期7月8日〜22日でした。 | 前期は7月上旬、後期は12月上旬(令和8年度は前期7月7日、後期12月2日) |
| 2級土木 第二次 | 次回の日程は公表前。令和9年度(2027年10月24日(日)ごろ実施)は試験終了・結果発表待ち | 例年7月上旬〜下旬(後期の第一次検定と同じ時期)。受検資格の区分により申込方法が違うので受検の手引を確認。 | 翌年2月上旬(令和8年度は令和9年2月3日) |
注意したいのは、申込が試験の 3〜4 か月前に締め切られることです。1級は 4 月上旬、2級の前期は 3 月中旬、後期は 7 月下旬が締切で、申込を逃すと次の機会は半年から 1 年後になります。学習計画と同時に、申込期間を先にカレンダーに入れてください。申込の手順は申込手順の記事にまとめています。
1 回分の過去問にかかる時間(当サイトの目安)
スケジュールを立てるには「過去問 1 回分に何時間かかるか」の見積もりが必要です。これは公表されている数字ではなく、試験時間と復習時間から当サイトが計算した目安です。
- 1級 第一次検定:本番の試験時間が午前 2 時間 30 分+午後 2 時間=4 時間 30 分。解説を読んで間違えた問題を整理する時間を同じだけ取ると、1 回分で約 9 時間
- 2級 第一次検定:試験時間 2 時間 10 分。復習を同じだけ取って、1 回分で約 4 時間 30 分
- 1級 第二次検定:試験時間 2 時間 45 分。記述は解答例と見比べて書き直す時間がかかるので、1 回分で約 6 時間
- 2級 第二次検定:試験時間 2 時間。書き直しを含めて 1 回分で約 4 時間
この目安で、1級の第一次検定の過去問 10 回分を 1 周するのに約 90 時間、2級なら約 45 時間です。2 周目以降は間違えた問題だけなので、1 周目の半分以下で済みます。平日 1 時間・休日 3 時間(週 11 時間)なら、1級の 1 周目が約 8 週間、2級が約 4 週間という計算になります。
3 か月プラン(過去問 10 回分を 2 周する)
初めて受ける人や、現場の知識に自信がない人向けの標準的な配分です。1級の第一次検定(7 月上旬)なら 4 月上旬、2級の後期(10 月下旬)なら 7 月下旬、前期(6 月上旬)なら 3 月上旬に始める計算で、どれも申込期間とほぼ同時です。
| 時期 | やること | 到達点 |
|---|---|---|
| 第 1〜2 週 | 直近 2 回分を年度ごとに解く。分野ごとの出題の型をつかむ。選択問題で解く分野を決める | どの分野に何問出るかが分かる |
| 第 3〜6 週 | 施工管理法(1級は問題 B、2級は必須問題)を論点ごとに解く。安全管理・品質管理の数字を暗記カードにする | 必須問題の正答率 7 割 |
| 第 7〜9 週 | 土木一般・力学・選んだ専門土木・法規を論点ごとに解く | 選択問題の正答率 7 割 |
| 第 10〜11 週 | 2 周目。間違えた問題だけを解き直す。「どこが誤りか」を自分の言葉で説明できるまで | 正答率 8 割 |
| 最終週 | 直近 2 回分を本番と同じ時間で通しで解く。解く番号の選び方と時間配分を確認 | 本番の手順が決まる |
第二次検定まで同じ年に受ける人は、このプランの第 3 週以降に「週 1 時間、経験記述の工事情報の整理」を足してください。配分は後述します。
6 週間プラン(過去問 6 回分を 1 周+間違い直し)
現場経験があり、用語や工法に土地勘がある人向けです。平日 1 時間・休日 3 時間で、1級なら 6 回分、2級なら 10 回分(前期・後期で 5 年分)を 1 周できます。
- 第 1 週:直近 1 回分を通しで解き、正答率を分野ごとに出す。6 割を切った分野をこの 6 週間の主戦場にする
- 第 2〜3 週:施工管理法を論点ごとに解く。1級は応用能力の 15 問を毎週 1 回分、通しで解いて 9 問以上取れるか確かめる
- 第 4 週:土木一般と力学。コンクリートの数字(打込み高さ・養生日数・許容打重ね時間間隔)と土量の変化率は確実に
- 第 5 週:専門土木(絞った分野だけ)と法規(労働基準法・労働安全衛生法・建設業法を優先)
- 第 6 週:間違えた問題の解き直しと、直近 1 回分の通し演習
6 週間で足りない分野が出たら、専門土木や法規の捨てる範囲を増やして、必須問題に時間を戻してください。合格基準は 60% なので、全分野を均等に仕上げる必要はありません。
2 週間プラン(直前の総点検)
すでに 1 周している人の直前期、または時間が取れなかった人の最低限のプランです。新しい分野には手を出さず、配点の大きい必須問題に絞ります。
| 日 | やること |
|---|---|
| 1〜2 日目 | 直近 1 回分を通しで解き、分野ごとの正答率を出す |
| 3〜7 日目 | 施工管理法(1級は問題 B、2級は必須問題)を論点ごとに解く。1 日 1〜2 論点。安全管理・品質管理の数字を書き出して覚える |
| 8〜10 日目 | 土木一般(土工・コンクリート・基礎工)と力学。間違えた問題だけ |
| 11〜12 日目 | 選択する専門土木 3〜4 分野と、法規の主要 3 法 |
| 13 日目 | 直近 1 回分を本番と同じ時間で通しで解き、解く番号を決める手順を確認 |
| 前日 | 持ち物の確認と、暗記カードの読み返しだけ。新しい問題は解かない |
2 週間でも、1級の応用能力 15 問は毎日 1 回分(15 問)解いてください。全体で 60% を超えても応用能力が 9 問未満なら不合格になる基準なので、ここだけは量を落とせません。
第一次と第二次を同じ年に受けるときの配分
1級(第一次 7 月→第二次 10 月)
1級は第一次検定の合格発表(8 月中旬)から第二次検定(10 月上旬)まで約 7 週間です。この 7 週間で経験記述を 3 本書き上げるのは厳しいので、第一次検定の勉強中(4〜6 月)に「工事の情報の整理」だけを先に済ませます。具体的には、工事名・発注者・工期・主な工種・施工量・自分の立場と、品質・安全・工程で困ったことと対応したことを、工事ごとに 1 枚のメモにします。7 月の第一次検定が終わったら合格発表を待たずに記述を書き始め、8 月中に 3 本の下書き、9 月は穴埋めと記述の過去問、という流れです。
2級(後期は第一次と第二次が同じ日)
2級の後期は、午前に第一次検定、午後に第二次検定を同じ日に受けます。申込(7 月上旬〜下旬)から試験日(10 月下旬)まで約 3 か月なので、前半(7〜8 月)を第一次検定の過去問、後半(9 月〜)を第二次検定の穴埋めと経験記述、と大きく分けつつ、経験記述の工事情報の整理は申込と同時に始めておきます。第一次検定の勉強で覚えた土工・コンクリートの数字は、第二次検定の穴埋めにそのまま使えるので、2 つを別々の勉強と考えないほうが効率的です。
よくある質問
2級は前期と後期のどちらを受けるべきですか?
第一次検定だけなら、早く受けられる前期(6 月)で合格して、後期(10 月)に第二次検定だけを受けるのが、1 回あたりの負担が軽い組み方です。後期は第一次と第二次を同じ日に受けられるので、1 回で済ませたい人は後期を選びます。前期で不合格でも後期に再挑戦できます。
勉強時間はどれくらい必要ですか?
主催者が公表している数字はありません。当サイトの目安として、過去問 1 回分に本番の試験時間と同じだけの復習時間を足し(1級 第一次で約 9 時間、2級で約 4 時間 30 分)、10 回分を 1 周して間違えた問題を解き直す、という計算で見積もるのが現実的です。
申込を忘れたらどうなりますか?
申込期間後の受付はありません。1級は翌年、2級は次の前期または後期まで待つことになります。学習計画より先に申込期間をカレンダーに入れてください。
第一次検定に落ちた場合、第二次検定の勉強は無駄になりますか?
経験記述の下書きと穴埋めの知識は翌年にそのまま使えます。第二次検定は第一次検定の合格が前提なので当年は受けられませんが、整理した工事情報は翌年の準備時間を大きく減らします。
あわせて読む
出典・参考:一般財団法人 全国建設研修センター 1級土木施工管理技術検定、同 2級土木施工管理技術検定(令和8年度の申込期間・試験日・合格発表日)
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