令和8年度 前期 No.2論点:土質力学重要度 B配点 1点未着手

土の粒径加積曲線と均等係数

これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度 前期(2026年6月7日(日)実施) No.2の問題です。論点は「土質力学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

土の粒径加積曲線に関する文章中の[  ]の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして,適当なものはどれか。

曲線①のような土は,曲線の傾きが緩やかであれば,広範囲の粒径の土粒子を含む土で,土粒子がつくる間隙をより小さな土粒子が埋めていき,大きな密度を得ることができるので,粒度分布が[ (イ) ]土である。

曲線②のような土は,狭い粒径の中で,曲線が立っているような土で,粒径がそろっていて,間隙が詰まりにくいので,粒度分布が[ (ロ) ]土である。

均等係数Ucは曲線の傾きを示し,Uc = D60/D10で求める。この値が[ (ハ) ]ほど広範囲の粒径の粒子を含み,[ (ニ) ]ほど粒径がそろっていることを示す。

土の粒径加積曲線のグラフ。横軸は粒径[mm](対数目盛で0.001〜50.0),縦軸は通過質量百分率[%](0〜100)。グラフの上に土の区分を示し,粒径0.005mm未満が粘土,0.005〜0.075mmがシルト,0.075〜2.0mmが砂,2.0mm以上が礫。曲線①は粒径約0.008mmで0%から緩やかに立ち上がり,約10mmで100%となる傾きの緩やかな曲線で,通過質量百分率10%,30%,60%に当たる粒径に破線の矢印でD10(約0.03mm),D30(約0.13mm),D60(約0.8mm)が示されている。曲線②は粒径約0.25mmで0%から急に立ち上がり,約0.9mmで100%となる傾きの急な曲線。2つの曲線は通過質量百分率約50%で交わる。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) (イ) よい ― (ロ) 悪い ― (ハ) 大きい ― (ニ) 小さい

解き方

  1. 曲線①のように傾きが緩やかで広範囲の粒径を含む土は、大小の粒子が間隙を埋め合って締め固めやすく、粒度分布が「よい」土である。
  2. 曲線②のように狭い粒径範囲で立ち上がる土は、粒径がそろっていて間隙が詰まりにくく、粒度分布が「悪い」土である。
  3. 均等係数 Uc = D60/D10 は値が大きいほど広範囲の粒径を含み、小さいほど粒径がそろう(地盤材料の工学的分類方法では Uc ≧ 10 を粒径幅の広い土とする)。曲線①は Uc ≒ 0.8/0.03 ≒ 27 である。よって (1) が適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。(イ)よい、(ロ)悪い、(ハ)大きい、(ニ)小さい がすべて当てはまる。
  2. (2)適当でない。(イ)〜(ニ)がすべて逆である。
  3. (3)適当でない。(ハ)(ニ)は正しいが、(イ)と(ロ)が逆である。
  4. (4)適当でない。(イ)(ロ)は正しいが、(ハ)と(ニ)が逆である。
引っかけ:「粒径がそろっている」は良さそうに聞こえるが、締固めの観点では粒度分布が悪い土である。均等係数が大きいほど粒度分布がよい。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和8年度 前期(2026年6月7日(日)実施) No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する