令和6年度 後期 No.54論点:安全管理重要度 A配点 1点未着手

コンクリート造工作物の解体作業の危険防止

これは2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 後期(2024年10月27日(日)実施) No.54の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

高さ5m以上のコンクリート造の工作物の解体作業に伴う危険を防止するために事業者が行うべき事項に関する次の記述のうち,労働安全衛生法上,誤っているものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) 強風,大雨等悪天候のため,作業の実施について危険が予想されるときは,作業計画の再確認を行うと共に作業主任者の指揮に基づき作業を行わせなければならない。

解き方

  1. 労働安全衛生規則 第517条の15第2号により,高さ5m以上のコンクリート造の工作物の解体等の作業では,強風,大雨,大雪等の悪天候のため作業の実施について危険が予想されるときは,当該作業を中止しなければならない。
  2. 作業計画の再確認と作業主任者の指揮で作業を行わせるとした(3)が誤りである。(1)は第517条の16第1項,(2)は第171条の6第1号,(4)は第517条の14第2項のとおりである。

選択肢ごとの解説

  1. (1)正しい。引倒し等は一定の合図を定め関係労働者に周知させる(第517条の16)。
  2. (2)正しい。解体用機械の作業では飛来等の危険箇所への運転者以外の立入りを禁止する(第171条の6)。
  3. (3)誤り。悪天候で危険が予想されるときは作業を中止する(第517条の15第2号)。
  4. (4)正しい。作業計画には作業の方法・順序,使用機械等の種類・能力等を示す(第517条の14)。
引っかけ:悪天候時は「作業の中止」が原則である。監視強化や作業計画の再確認で続行するという選択肢は誤り。
現行法令との関係:労働安全衛生規則 第171条の6第1号・第517条の15第1号は2025年4月1日施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で,立入禁止の対象が「労働者」から「運転者以外の者」「作業に関係する者以外の者」に広がり,表示等により禁止する形に改められた(2026年4月1日施行の令和8年厚生労働省令第3号で「作業従事者」の語に統一)。(2)は労働者の立入禁止として現行でも正しく,悪天候時の作業中止(第517条の15第2号)も変わらないので,この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度 後期(2024年10月27日(日)実施) No.54。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する