土質力学

重要度 B力学で出題過去問 6問

土質力学は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち3回で出題された論点です(収録975問中6問・重要度B)。出題されるのは力学です。

要点:土の性質(含水比・密度・粒度)、圧密、せん断強さ、土圧の基本。令和6年度から必須の力学問題。

覚える要点

  • 湿潤密度 ρt=m/V、乾燥密度 ρd=ms/V、土粒子の密度 ρs=ms/Vs。分母が全体積 V か土粒子の体積 Vs かで区別する
  • 間隙比 e=Vv/Vs、間隙率 n=Vv/V×100、飽和度 Sr=Vw/Vv×100。Vw/V×100 は体積含水率であって飽和度ではない
  • 粒径加積曲線の縦軸は通過質量百分率。砂分(0.075〜2mm)は 2mm と 0.075mm の通過百分率の差で読み、三角座標の細粒分は 0.075mm 未満の割合
  • 液性限界 wL は塑性状→液状、塑性限界 wP は塑性状→半固体状の境界の含水比。塑性指数 Ip=wL−wP、液性指数 IL=(w−wP)/Ip
  • 締固めは間隙中の空気を追い出して密度を高める操作(間隙水を排出して体積が減るのは圧密)。締固め曲線の頂点が最大乾燥密度、そのときの含水比が最適含水比

勉強のしかた:令和6年度からの必須問題で毎年2問。土の三相の式(密度・間隙比・飽和度)を分母まで正確に書けるようにし、コンシステンシー限界と締固め曲線は図を自分で描いて確かめる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、土質力学で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.1:ms/Vs(土粒子の密度)や Vv/Vs(間隙比)と取り違えやすい。乾燥密度も分母は全体積 V である。
  • 令和8年度 問題A No.2:間隙水を排出して体積を減らすのは圧密であり、空気を追い出す締固めと区別する。
  • 令和7年度 問題A No.1:間隙率 n = Vv/V、間隙比 e = Vv/Vs、飽和度 Sr = Vw/Vv は分母が異なる。乾燥密度 ρd = ms/V との混同にも注意する。
  • 令和7年度 問題A No.2:図は右へ行くほど含水比が大きい。液状側の境界が液性限界、半固体側の境界が塑性限界である。液性指数と塑性指数の取り違えにも注意する。
  • 令和6年度 問題A No.1:Vw / V × 100 は体積含水率であり飽和度ではない。間隙比 e = Vv / Vs,間隙率 n = Vv / V × 100 とも混同しないこと。
  • 令和6年度 問題A No.2:縦軸は「通過」質量百分率なので,粒径区分の割合は上限粒径と下限粒径の通過百分率の差で読む。傾きの急なⒶは粒径のそろった砂である。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

力学では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。