土の粒径加積曲線と三角座標
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月7日(日)実施) 問題A No.2の問題です。論点は「土質力学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図の土の粒径加積曲線と三角座標に関する下記の文章中の[ ]の(イ),(ロ)に当てはまる語句の次の組合せのうち,適当なものはどれか。
土の粒径加積曲線Ⓐの土質は,粒径加積曲線Ⓑの土質に比べて,砂の割合は[ (イ) ]。
三角座標による土の分類において,Ⅰの土質は,Ⅱの土質に比べて,細粒分の割合は[ (ロ) ]。
,左辺が礫分(2〜75mm)[%](頂点0〜左下100),底辺が砂分(0.075〜2mm)[%](左0〜右100)。細粒分50%以上の範囲が細粒土{Fm},細粒分15〜50%の範囲が細粒分まじり礫{GF}(左側)と細粒分まじり砂{SF}(右側),細粒分15%未満の範囲が礫{G}・砂礫{GS}・礫質砂{SG}・砂{S}に区分されている。点Ⅱは細粒土{Fm}の範囲(細粒分約55%)にあり,点Ⅰは細粒分まじり礫{GF}の範囲の左下寄り(細粒分約20%)にある。](/doboku-1-1ji/fig/r2024-a-2-1.png)
解答欄
正解
正解:(2) (イ) 多い ― (ロ) 少ない
解き方
- 砂分は粒径0.075〜2mmの部分であり,粒径加積曲線では「粒径2mmの通過質量百分率 − 粒径0.075mmの通過質量百分率」で読む。
- 図の曲線Ⓐは0.075mmで約0%,2mmで100%なので砂分は約100%,曲線Ⓑは0.075mmで約8%,2mmで約55%なので砂分は約47%であり,Ⓐの方が砂の割合は多い(イ:多い)。
- 三角座標では右辺の目盛りが細粒分(0.075mm未満)であり,Ⅰは細粒分約20%(細粒分まじり礫{GF}),Ⅱは約55%(細粒土{Fm})で,Ⅰの方が細粒分の割合は少ない(ロ:少ない)。
- よって(2)が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。(イ)は多いで正しいが,Ⅰの細粒分は約20%でⅡ(約55%)より少ない。
- (2)適当。Ⓐの砂分は約100%でⒷ(約47%)より多く,Ⅰの細粒分はⅡより少ない。
- (3)適当でない。Ⓐの砂分はⒷより多く,Ⅰの細粒分はⅡより少ない。
- (4)適当でない。(ロ)は少ないで正しいが,Ⓐの砂分はⒷより多い。
引っかけ:縦軸は「通過」質量百分率なので,粒径区分の割合は上限粒径と下限粒径の通過百分率の差で読む。傾きの急なⒶは粒径のそろった砂である。
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論点ページ:土質力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年7月7日(日)実施) 問題A No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する