工事中の埋設物の損傷等の防止措置
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.30の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
工事中の埋設物の損傷等の防止のために行うべき措置に関する下記の①〜④の4つの記述のうち,建設工事公衆災害防止対策要綱上,適当なもののみを全てあげている組合せは次のうちどれか。
①発注者又は施工者は,施工に先立ち,埋設物の管理者等が保管する台帳と設計図面を照らし合わせて位置を確認した上で,細心の注意のもとで試掘等を行い,その埋設物の種類,位置,規格,構造等を原則として目視により確認しなければならない。
②発注者又は施工者は,試掘等によって埋設物を確認した場合においては,その位置や周辺地質の状況等の情報を道路管理者及び埋設物の管理者に報告しなければならない。
③発注者又は施工者は,埋設物に近接して工事を施工する場合には,あらかじめその埋設物の管理者及び関係機関と協議し,埋設物の防護方法,立会の有無,緊急時の連絡先及びその方法等を決定するものとする。
④発注者又は施工者は,埋設物の位置,名称,管理者の連絡先等を記載した標示板を取り付ける等により明確に認識できるようにし,近隣住民に確実に伝達しなければならない。
解答欄
正解
正解:(2) ①②③
解き方
- 建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編)第42第2項は、台帳と設計図面を照らし合わせたうえで試掘等を行い埋設物の種類・位置・規格・構造等を原則として目視で確認すること(①)、同第3項は確認した位置や周辺地質の状況等を道路管理者及び埋設物の管理者に報告すること(②)を定める。
- 第44第1項は、埋設物の管理者及び関係機関と協議して防護方法・立会の有無・緊急時の連絡先等を決めること(③)と、標示板の取付け等で明確に認識できるようにして「工事関係者等」に確実に伝達することを定めており、近隣住民への伝達とした④は適当でない。よって①②③の(2)となる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。③も適当であり、③が欠けている。
- (2)適当。①②③が適当で、④の伝達先は近隣住民ではなく工事関係者等である。
- (3)適当でない。①も適当であり、④は適当でない。
- (4)適当でない。①②も適当で、④は適当でない。
引っかけ:標示板は工事中の損傷を防ぐため作業する側(工事関係者)に注意を促すもので、近隣住民への周知が目的ではない。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題B No.7注文者の安全措置義務(作業足場・移動式足場)
令和8年度 問題B No.8労働安全衛生法(安全衛生管理体制)
令和8年度 問題B No.9労働安全衛生法(技能講習を要する業務)
令和8年度 問題B No.10墜落災害の防止(防網・移動式足場)
令和8年度 問題B No.11明り掘削の作業における遵守事項
論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.30。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する