移動式クレーンの災害防止措置
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.29の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
移動式クレーンの災害防止のために事業者が講じるべき措置に関する下記の文章中の[ ]の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして,労働安全衛生規則及びクレーン等安全規則上,正しいものは次のうちどれか。
移動式クレーンの運転者及び玉掛けをする者が当該移動式クレーンの[ (イ) ]を常時知ることができるよう,表示その他の措置を講じなければならない。
移動式クレーンの運転について一定の合図を定め,合図を行う者を[ (ロ) ]して,その者に合図を行わせなければならない。
移動式クレーンを使用する作業において,クレーン上部旋回体と接触するおそれのある箇所や[ (ハ) ]の下に労働者を立ち入らせてはならない。
強風のため,移動式クレーンの作業の実施について危険が予想されるときは,当該作業を[ (ニ) ]しなければならない。
解答欄
正解
正解:(4) (イ) 定格荷重 ― (ロ) 指名 ― (ハ) つり上げられている荷 ― (ニ) 中止
解き方
- クレーン等安全規則 第70条の2は運転者と玉掛けをする者が移動式クレーンの定格荷重を常時知ることができるよう表示等の措置を講じること(イ)、第71条は合図を行う者を指名して合図を行わせること(ロ)を定める。
- 第74条・第74条の2は上部旋回体と接触するおそれのある箇所やつり上げられている荷の下への立入禁止(ハ)、第74条の3は強風時の作業の中止(ニ)を定める。よって(4)となる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。(ロ)は指名、(ハ)はつり上げられている荷、(ニ)は中止である。
- (2)適当でない。(イ)は定格荷重、(ハ)はつり上げられている荷である。
- (3)適当でない。(イ)は定格荷重、(ロ)は指名、(ニ)は中止である。
- (4)適当。定格荷重・指名・つり上げられている荷・中止がすべて正しい。
引っかけ:定格荷重はつり上げ荷重からフック等のつり具の重量を除いた荷重で、ブームの長さや角度で変わる。
現行法令との関係:クレーン則第74条・第74条の2は2025年4月1日施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で「労働者を立ち入らせてはならない」から、作業に従事する者(2026年4月1日以降は「作業従事者」)が立ち入ることを表示その他の方法で禁止する規定に改められた。(イ)〜(ニ)に入る語句は変わらず、この問題の答えは変わらない。
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→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.29。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する