工事の原価管理の考え方
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題B No.23の問題です。論点は「施工計画」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
工事の原価管理に関する下記の文章中の[ ]の(イ)〜(ニ)に当てはまる語句の組合せとして,適当なものは次のうちどれか。
原価管理は,工事受注後に最も経済的な施工計画を立て,これに基づいた[ (イ) ]の作成時点から始まって,管理サイクルを回し,[ (ロ) ]時点まで実施される。
原価管理は,施工改善・計画修正等があれば修正[ (イ) ]を作成して,これを基準として,再び管理サイクルを回していくこととなる。
原価管理を有効に実施するには,管理の重点をどこにおくかの方針を持ち,どの程度の細かさでの[ (ハ) ]を行うかを決めておくことが必要である。
施工担当者は,常に工事の原価を把握し,[ (イ) ]と[ (ニ) ]の比較対照を行う必要がある。
解答欄
正解
正解:(3) (イ) 実行予算 ― (ロ) 工事決算 ― (ハ) 原価計算 ― (ニ) 発生原価
解き方
- 原価管理は,工事受注後に最も経済的な施工計画を立て,これに基づいた実行予算の作成時点から始まり,管理サイクルを回して工事決算の時点まで実施される(イ:実行予算,ロ:工事決算)。
- 施工改善や計画修正があれば修正実行予算を作成して新たな基準とする。管理の重点とどの程度の細かさで原価計算を行うかをあらかじめ決めておき(ハ:原価計算),施工担当者は常に実行予算と発生原価を比較対照する(ニ:発生原価)。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。(イ)は実行予算,(ロ)は工事決算,(ニ)は発生原価である。
- (2)適当でない。(ロ)は工事決算,(ハ)は原価計算,(ニ)は発生原価である。
- (3)適当。(イ)実行予算,(ロ)工事決算,(ハ)原価計算,(ニ)発生原価が合う。
- (4)適当でない。(イ)は実行予算,(ロ)は工事決算,(ハ)は原価計算である。
引っかけ:原価管理の基準は「実行予算」,比べる相手は実際にかかった「発生原価」。最終原価は予測値で,日々の比較対照の相手ではない。
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論点ページ:施工計画の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年7月4日(日)実施) 問題B No.23。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する