車両系建設機械の災害防止措置
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年7月7日(日)実施) 問題B No.19の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
車両系建設機械の災害防止のために事業者が講じるべき措置に関する次の記述のうち,労働安全衛生法令上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 車両系建設機械の運転者が運転位置を離れるときは,バケット等の作業装置を地上に下ろすか,又は,原動機を止めて走行ブレーキをかけ,逸走防止をはからなければならない。
解き方
- 労働安全衛生規則 第160条第1項により、運転者が運転位置から離れるときは、①バケット等の作業装置を地上に下ろすこと、②原動機を止め、かつ、走行ブレーキをかける等の逸走防止措置を講ずることの両方を講じさせなければならない。
- 「又は」としていずれか一方でよいとする(1)が誤りである。
- 転倒時保護構造とシートベルトを備えた機種の使用は第157条の2の努力義務、乗車席以外への搭乗禁止は第162条、安全支柱等の使用は第166条に定められている。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。作業装置を地上に下ろし、かつ、原動機停止・ブレーキ等の逸走防止の両方が必要である。
- (2)正しい。転倒時保護構造とシートベルトを備えた機種以外を使用しないよう努める。
- (3)正しい。乗車席以外の箇所に乗せてはならない(第162条)。
- (4)正しい。安全支柱・安全ブロック等を使用させなければならない(第166条)。
引っかけ:「又は」と「及び(かつ)」の入れ替えは頻出のひっかけである。
現行法令との関係:労働安全衛生規則 第162条は2025年4月1日施行の改正で、乗車席以外の箇所に乗せてはならない対象が「労働者」から「当該作業場において作業に従事する者」(一人親方等を含む)に広がり、2026年4月1日からは「作業従事者」の語に改められた。(3)は現行でも正しく、この問題の答えは変わらない。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題B No.7注文者の安全措置義務(作業足場・移動式足場)
令和8年度 問題B No.8労働安全衛生法(安全衛生管理体制)
令和8年度 問題B No.9労働安全衛生法(技能講習を要する業務)
令和8年度 問題B No.10墜落災害の防止(防網・移動式足場)
令和8年度 問題B No.11明り掘削の作業における遵守事項
論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年7月7日(日)実施) 問題B No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する