型わく支保工に関する事業者の措置
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.19の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
型わく支保工に関する次の記述のうち,事業者が講じなければならない措置として,労働安全衛生法令上,誤っているものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) コンクリートの打設の作業を行なうときは,打設を開始した後,速やかに,当該作業箇所に係る型わく支保工について点検し,異状を認めたときは,補修する。
解き方
- 労働安全衛生規則第244条第1号により、コンクリートの打設の作業を行うときは、その日の作業を開始する前に型わく支保工を点検し、異状を認めたときは補修しなければならない。
- 「打設を開始した後、速やかに」点検するとする (2) が誤りである。同条第2号により、作業中に異状を認めたときの作業中止の措置もあらかじめ講じておく。
- 組立図の作成(第240条)、悪天候時の作業の禁止(第245条)、支柱の脚部の滑動防止(第242条)は正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。部材の配置・接合方法・寸法を示した組立図を作成し、それにより組み立てる(第240条)。
- (2)誤り。点検は打設開始後ではなく、その日の作業を開始する前に行う(第244条)。
- (3)正しい。悪天候で危険が予想されるときは組立て等の作業を行わせない(第245条)。
- (4)正しい。支柱の脚部の固定、根がらみの取付け等で滑動を防止する(第242条)。
引っかけ:点検の時期を「作業開始前」から後ろにずらす誤りがよく出る。打設中の異状に備えた作業中止の措置とセットで覚える。
現行法令との関係:第245条は2025-04-01施行の改正(令和6年厚生労働省令第80号)で、悪天候時は「労働者を従事させない」から「当該作業を行わせない」に改められ、一人親方など労働者以外の者も対象になった。(3)の内容は現行でも成り立ち、この問題の答えは変わらない。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題B No.7注文者の安全措置義務(作業足場・移動式足場)
令和8年度 問題B No.8労働安全衛生法(安全衛生管理体制)
令和8年度 問題B No.9労働安全衛生法(技能講習を要する業務)
令和8年度 問題B No.10墜落災害の防止(防網・移動式足場)
令和8年度 問題B No.11明り掘削の作業における遵守事項
論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年7月1日(日)実施) 問題B No.19。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する