薬液注入工事の施工管理
これは1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.49の問題です。論点は「下水道」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
薬液注入工事の施工管理に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 薬液注入工事における大深度の削孔は,ダブルパッカー工法のようにパーカッションドリルを使用して削孔するよりも,ボーリングロッドを注入管として利用する二重管ストレーナー工法(複相型)の方が削孔精度は高い。
解き方
- ダブルパッカー工法はボーリングマシンでケーシングを用いて削孔するため削孔精度が高い。二重管ストレーナー工法は注入管そのものをボーリングロッドとして削孔するため、深くなるほど孔曲がりが生じやすい。
- よって大深度で二重管ストレーナー工法の方が削孔精度が高いとする(4)が適当でない。地下水の監視は「薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針」に基づき、注入箇所から概ね10m以内に数箇所の井戸を設けて行う。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。暫定指針により、注入箇所から10m以内に複数の監視井を設け、注入中・注入後も一定期間監視する。
- (2)適当。深度5mまでの最小改良範囲は、複列注入が可能な1.5m以上の厚みを確保する範囲をいう。
- (3)適当。瞬結・緩結を使い分ける二重管ストレーナー工法(複相型)の普及で構造物への影響は少なくなった。
- (4)適当でない。大深度の削孔精度は、ケーシングを用いて削孔するダブルパッカー工法の方が高い。
引っかけ:二重管ストレーナー工法は手軽で普及しているが、注入管で削孔するため大深度の精度は劣る。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年7月2日(日)実施) 問題A No.49。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する