中性点接地方式と健全相の電圧上昇
これは2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.9の問題です。論点は「変電」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
変電所における次の記述に該当する中性点接地方式の種類として,適当なものはどれか。
「1線地絡時の健全相の電圧上昇が最も小さい接地方式」
解答欄
正解
正解:2.直接接地方式
解き方
- 直接接地方式は中性点を抵抗なしで直接接地するので,1線地絡時も中性点の電位がほとんど上がらず,健全相の電圧上昇が最も小さい。そのため機器や線路の絶縁を低くでき,超高圧の系統で採用される。ただし地絡電流が大きく,通信線への電磁誘導障害が大きい。
- 非接地方式は1線地絡時に健全相の電圧が上昇し,最大で線間電圧(相電圧の√3倍)に近くなる。抵抗接地方式・消弧リアクトル接地方式は地絡電流を小さくできるが,健全相の電圧上昇は直接接地方式より大きい。
選択肢ごとの解説
- 1.不適当。非接地方式は健全相の電圧上昇が大きい。
- 2.適当。直接接地方式は健全相の電圧上昇が最も小さい。
- 3.不適当。抵抗接地方式は地絡電流を抑えられるが,直接接地より電圧上昇が大きい。
- 4.不適当。消弧リアクトル接地方式は地絡電流は小さいが,健全相の電圧上昇は直接接地より大きい。
引っかけ:直接接地:電圧上昇小・地絡電流大,非接地:電圧上昇大・地絡電流小。電圧上昇と地絡電流は逆の関係。
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論点ページ:変電の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級電気工事施工管理技士 第一次検定 令和4年度 後期(2022年11月13日(日)実施) No.9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する